ニュース速報
ビジネス

米バークシャー、アップル株売却 手元資金が過去最高に

2024年11月03日(日)10時25分

 著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは2日、第3・四半期に米アップルの保有株を約1億株(25%)減らし、約3億株としたことを四半期報告書で明らかにした。写真はニューヨーク証券取引所(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Jonathan Stempel

[2日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは2日、第3・四半期に米アップルの保有株を約1億株(25%)減らし、約3億株としたことを四半期報告書で明らかにした。

手元資金は過去最高の3252億ドルとなった。6月末時点では2769億ドルだった。

バークシャーは今年に入り、6億株以上のアップル株を売却したことになるが、個別株ではアップルが依然として最大の保有銘柄で699億ドル相当の株式を保有している。

バンク・オブ・アメリカなど他の保有株も売却。売却額は総額361億ドル、購入額は15億ドルにとどまった。8四半期連続の売り越しとなった。

自社株買いも2018年第2・四半期以降で初めて見送った。10月最初の3週間も自社株買いは行っていない。

CFRAリサーチのアナリスト、キャシー・セイファート氏は「バークシャーは経済の縮図だ。キャッシュの保蔵はリスクオフのスタンスを示唆しており、投資家の間で経済や市場に対する懸念が浮上する可能性がある」と指摘。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジム・シャナハン氏は「バフェット氏は株価が割高だと考えているのか、不況が来ると考えているのか、それとも大型買収のために資金を確保しているのか疑問が残る」と述べた。

第3・四半期のバークシャーの営業利益は6%減の100億9000万ドル、クラスA株1株当たりでは約7019ドル。LSEG・IBESがまとめた市場予想の7611ドルを下回った。

純利益は262億5000万ドル。前年同期は127億7000万ドルの赤字だった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ECB、域外中銀向け流動性供給制度の拡充検討 ユー

ワールド

英首相、前駐米大使を激しく非難 米富豪事件で被害者

ビジネス

実質消費支出、12月は前年比-2.6% 2カ月ぶり

ワールド

ベネズエラ、年内に選挙実施可能=野党指導者マチャド
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新世論調査が示すトランプ政権への評価とは
  • 2
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 5
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 6
    「反トランプの顔ぶれ」にMAGAが怒り心頭...グリーン…
  • 7
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 8
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 9
    「エプスタインは悪そのもの」「悪夢を見たほど」──…
  • 10
    関税を振り回すトランプのオウンゴール...インドとEU…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中