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米ベイン、富士ソフトに法的拘束力ある提案 1株9450円でTOB

2024年10月12日(土)17時59分

米投資ファンドのベインキャピタルは11日、富士ソフトに法的拘束力のある買収案を提示したと発表した。写真は2017年10月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 12日 ロイター] - 米投資ファンドのベインキャピタルは11日、富士ソフトに法的拘束力のある買収案を提示したと発表した。1株9450円で富士ソフト株を公開買い付け(TOB)する。

同業の米KKRが実施中のTOB価格8800円を7.3%上回る。富士ソフトの賛同を条件に、10月下旬をめどにTOBを開始する。上限、下限とも設定していない。

富士ソフトを巡っては、KKRが9月5日にTOBを開始。富士ソフトは賛同を表明しているが、以前から非公開化を提案していたベインも10月に法的拘束力のある案を提出するとしていた。

KKRはベインの発表を受け、自社のTOBが富士ソフトとその利害関係者の利益に資するとのコメントを出し、「対抗公開買付に対し優位性がある」とした。2段階に分けたTOBいずれにも富士ソフト取締役会が賛同したことなどに言及した。

11日の富士ソフト株は前日比0.33%高の9000円で取引を終えた。

ロイター
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