ニュース速報
ビジネス

セブン&アイ、スーパー事業などで中間持株を設立 持分法適用会社化を検討

2024年10月10日(木)17時19分

 10月10日、セブン&アイ・ホールディングスは子会社のイトーヨーカ堂を含むスーパーストア事業を中心とする非コンビニ事業を統括する中間持株会社「ヨーク・ホールディングス」を設立すると発表した。写真は同ホールディングスのロゴ。都内で2015年1月撮影(2024年 ロイター/Yuya Shino)

Ritsuko Shimizu

[東京 10日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスは10日、子会社のイトーヨーカ堂を含むスーパーストア事業を中心とする非コンビニ事業を統括する中間持株会社「ヨーク・ホールディングス」を設立すると発表した。株式公開(IPO)に向け、戦略的パートナーの招へいを通じた持分法適用会社化の検討を開始する。

中間持株会社は、イトーヨーカ堂やヨークベニマル、外食を担うセブン&アイ・フードシステムズ、生活雑貨のロフトなどを傘下とし、2025年2月下旬の効力発生を見込んでいる。独自の成長戦略を補強し得る経営体制を構築するとしている。中間持ち株会社は25年度中に持分法適用会社化を完了させる。23年度に606億円だったEBITDAは25年度に約1000億円に伸長させる計画。

また、セブン銀行は、最適な資本関係のあり方を検討する。コンビニ以外の事業を再編することで、セブン&アイ・ホールディングスはコンビニ戦略にフォーカスするため「7―Eleven Corporation」(仮)に社名を変更する予定。コンビニ領域での成長投資と株主還元への大胆な再配分を行うとしている。

海外のコンビニ事業については、業績不振店舗の閉鎖や商品原価の改善、バリューチェーンの効率化などでROIC(投下資本利益率)の改善に取り組む。

カナダ小売大手アリマンタシォン・クシュタールは7月、セブン&アイに対して1株14.86ドルで買収を提案。総額6兆円弱となるが、セブン側は、企業価値を「著しく過小評価している」として提案を拒否していた。関係筋によると、その後、総額約7兆円程度に提案価格を引き上げた。現状の株価を上回る買収提案価格となったことで、セブン&アイは、企業価値の向上策を打ち出すことが不可欠となっていた。

※写真を差し替え再送しました。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ブラックフライデーの米オンライン売上高は過去最高、

ワールド

北朝鮮の金総書記、空軍の核戦争抑止力を強調 式典で

ビジネス

中国製造業PMI、11月は8カ月連続50割れ 非製

ワールド

米・ウクライナ、30日にフロリダで会談 和平案協議
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 2
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 3
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場の全貌を米企業が「宇宙から」明らかに
  • 4
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 5
    「世界で最も平等な国」ノルウェーを支える「富裕税…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 8
    メーガン妃の写真が「ダイアナ妃のコスプレ」だと批…
  • 9
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 10
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 5
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 6
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 9
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 10
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中