スタバ新CEO、米店舗サービス向上に注力 「コーヒー文化再活性化」
9月10日、 米コーヒーチェーン大手スターバックスのブライアン・ニコル新最高経営責任者(CEO)は、米国内の店舗におけるコーヒーハウス文化の再活性化に注力する方針を示した。写真はニューヨークのスターバックス店舗で2022年2月撮影(2024年 ロイター/Carlo Allegri)
Juveria Tabassum
[10日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックス
同社は今年2四半期連続で既存店売上高が減少したことを受け、先月になって前任のラクスマン・ナラシムハン氏に代わり米チポトレ・メキシカン・グリルを率いたニコル氏を起用した。
ニコル氏は就任週に出した公開書簡で、まずは米店舗で飲み物や食べ物を時間通りに提供するとともに、顧客の店内体験を向上させ「コミュニティのコーヒーハウスとしてのブランド再構築」に注力すると表明。店舗では「持ち帰り」と「店内で」のサービスを明確に区別する必要があると述べた。
また、店舗で供給元やパートナーと面会し、サプライチェーン(供給網)やアプリ、モバイル注文プラットフォームの改善に努めると説明。
「特に米国では、一部地域で期待通りにサービスできていないことがある。事務的に感じられたり、メニューが手に負えないと感じたりするほか、製品に一貫性がなく、待ち時間が長すぎたり引き継ぎが煩雑すぎたりすることがある。こうした場面は改善のチャンスだ」と述べた。