ニュース速報
ビジネス

仏ソジェン、英・スイスのプライベートバンクを9億ユーロで売却へ

2024年08月05日(月)17時09分

8月5日、仏大手銀行ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)は、英国とスイスのプライベートバンキング部門をスイスの資産運用会社ユニオン・バンケール・プリベ(UBP)に9億ユーロ(9億8400万ドル)で売却すると発表した。パリ近郊の同行ビルで2023年9月撮影(2024年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

Sudip Kar-Gupta Mathieu Rosemain

[パリ 5日 ロイター] - 仏大手銀行ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)は、英国とスイスのプライベートバンキング部門をスイスの資産運用会社ユニオン・バンケール・プリベ(UBP)に9億ユーロ(9億8400万ドル)で売却すると発表した。

売却するのはSGクラインオート・ハンブロスとソシエテジェネラル・プライベート・バンキング・スイスで、運用資産は2023年末時点で合わせて約250億ユーロ。

スイスの大手プライベートバンクであるUBPは、買収により英国での事業を拡大できるとの声明を発表した。同社の運用資産総額は6月末時点で1508億スイスフラン(1780億ドル)。

ソジェンはまた、マダガスカル子会社の株式の70%を仏金融グループBPCEのBREDバンク・ポピュレールに売却すると発表した。売却額は明らかにしていない。

ソジェンは25年第1・四半期末までに3件の売却を完了する予定としている。

ソジェンの狭義の中核的自己資本(コアTier1)比率は、SGクラインオート・ハンブロスとソシエテジェネラル・プライベート・バンキング・スイスの売却で約10ベーシスポイント(bp)、マダガスカル部門の売却で2bpそれぞれ上昇するとした。

今後はフランス、ルクセンブルク、モナコでのプライベートバンキング事業に注力する方針を示した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

焦点:社会の「自由化」進むイラン、水面下で反体制派

ワールド

アングル:ルーブルの盗品を追え、「ダイヤモンドの街

ビジネス

NY外為市場=ドル、対円で横ばい 米指標再開とFR

ビジネス

米、対スイス関税15%に引き下げ 2000億ドルの
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    『トイ・ストーリー4』は「無かったコト」に?...新…
  • 5
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 6
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 7
    文化の「魔改造」が得意な日本人は、外国人問題を乗…
  • 8
    「水爆弾」の恐怖...規模は「三峡ダムの3倍」、中国…
  • 9
    中国が進める「巨大ダム計画」の矛盾...グリーンでも…
  • 10
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 8
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中