ニュース速報
ビジネス

FRB、7月利下げ観測一段と後退 9月開始 GDP統計受け

2024年07月25日(木)23時16分

米商務省が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値を受け、連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で金利据え置きを決定し、9月に利下げに踏み切るとの観測が改めて強まった。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)

[25日 ロイター] - 米商務省が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値を受け、連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で金利据え置きを決定し、9月に利下げに踏み切るとの観測が改めて強まった。

第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比2.8%増。第1・四半期の1.4%増から加速した。予想は2.0%増だった。

オックスフォード・エコノミクスのライアン・スウィート氏は「景気拡大の持続性を巡る懸念が和らいたことで、FRBは今月の会合で利下げを決定する必要があるとの考えが後退した」と述べた。

GDP統計を受け、FRBが来週30─31日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げを決定する確率は7%以下と、GDP統計発表前の約9%から低下した。

9月17─18日のFOMCまでに0.25%ポイント以上の利下げが決定される確率は約15%と、発表前の約21%から低下した。

金利先物市場では、9月、11月、12月にそれぞれ0.25%ポイントの利下げが決定されるとの見方が織り込まれている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

高市首相「韓国のり大好き、コスメも使っている」 日

ワールド

高市首相が就任会見、米大統領に「日本の防衛力の充実

ビジネス

米GM、通年利益見通し引き上げ 関税の影響額予想を

ワールド

インタビュー:高市新政権、「なんちゃって連立」で変
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない「パイオニア精神」
  • 4
    米軍、B-1B爆撃機4機を日本に展開──中国・ロシア・北…
  • 5
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 6
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 7
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 8
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 9
    増える熟年離婚、「浮気や金銭トラブルが原因」では…
  • 10
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 6
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中