ニュース速報
ビジネス

午後3時のドルは157円前半へ下落、円広範にじり高

2024年07月22日(月)16時09分

 7月22日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の157円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Shinji Kitamura

[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の157円前半で取引されている。中国が予想外の利下げに踏み切る中、アジア株安と相まって円が広範に買われる展開となった。

ドルは午後に入り下げ幅を拡大した。明確な手掛かりは見当たらなかったものの、予想外の利下げを実施した中国で株価が下げ幅を拡大したこと、バイデン米大統領が大統領選挙から撤退を決めたことなどが「不透明感の高まりを通じてリスクオフの円買いにつながったのではないか」(邦銀関係者)との声が出ていた。

ドルは午後3時過ぎに下げ幅を一段と広げて一時156.29円まで売られ、日中高値から1円を超える下げとなった。

円は対ドル以外でも広範に買われた。下げの目立った豪ドルは104円前半へ、ニュージーランドドルは93円後半まで下落し、ともに2カ月ぶり安値を更新した。

中国人民銀行は22日、期間7日のリバースレポ金利を1.8%から1.7%に引き下げると発表した。多くの市場参加者にとって予想外で、中国の主要株価指数である上海総合株価指数は一時、1%近い下げとなった。

バイデン大統領の選挙戦撤退に関しては「(民主党から)他の候補者が登場することが、トランプ氏にとってプラスなのかマイナスなのか、現時点では判断しづらい」(ソシエテ・ジェネラル証券調査部長の劔崎仁氏)との指摘が聞かれた。米10年債利回りは午後3時過ぎに4.20%付近まで低下した。前週末終盤は4.24%付近だった。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 157.03/157.04 1.0884/1.0885 170.92/170.93

午前9時現在 157.41/157.44 1.0897/1.0901 171.57/171.59

NY午後5時 157.49/157.52 1.0884/1.0886 171.38/171.42

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

英中銀の12月利下げを予想、主要金融機関 利下げな

ビジネス

FRB、利下げは慎重に進める必要 中立金利に接近=

ワールド

フィリピン成長率、第3四半期+4.0%で4年半ぶり

ビジネス

ECB担保評価、気候リスクでの格下げはまれ=ブログ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    「これは困るよ...」結婚式当日にフォトグラファーの…
  • 6
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 7
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 8
    NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショック…
  • 9
    「なんだコイツ!」網戸の工事中に「まさかの巨大生…
  • 10
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 5
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 8
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中