ニュース速報
ビジネス

ドイツ銀、第1四半期は予想上回る10%増益 投資銀行部門が好調

2024年04月25日(木)15時58分

 4月25日 ドイツ銀行が25日発表した第1・四半期決算は10%増益で、予想を上回った。写真はドイツ銀行のロゴで、24日にスペイン・マラガで撮影(2024年 ロイター/Jon Nazca)

Tom Sims Matthias Inverardi

[フランクフルト 25日 ロイター] - ドイツ銀行が25日発表した第1・四半期決算は10%増益で、予想を上回った。債券トレーディングとディールメーキングの復活が投資銀行部門の収入を押し上げた。

これにより投資銀行部門が同行の稼ぎ頭としての地位をリテール部門から奪還した。リテールは金利上昇を背景に好調が続いていたが、顧客サービス関連の問題が足かせになった。

ドイツ銀は15四半期連続で黒字を達成。その前は10年ほどにわたり多額の赤字を計上していた。

株主帰属純利益は12億7500万ユーロ(13億7000万ドル)だった。前年同期の11億5800万ユーロ、予想の約12億ユーロを上回った。

クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)はスタッフへの文書で、2025年目標に引き続きコミットすると述べた。

投資銀行部門の収入は13%増で予想の6.9%増を上回った。コーポレートバンキング部門の収入は5%減少、予想の3.5%減より大幅なマイナスだった。リテール部門は2%減収で予想と一致した。

債券・為替トレーディングの収入は低調だった前年同期から7%増加。予想の2.6%増を上回った。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

WHO、砂糖入り飲料・アルコール・たばこの50%値

ワールド

韓国大統領、大胆な財政出動の重要性を強調

ビジネス

暗号資産企業リップル、米国の銀行免許を申請

ビジネス

STOXX欧州600指数の年末予想引き上げ=バーク
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    ワニに襲われた直後の「現場映像」に緊張走る...捜索隊が発見した「衝撃の痕跡」
  • 3
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 4
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 5
    米軍が「米本土への前例なき脅威」と呼ぶ中国「ロケ…
  • 6
    熱中症対策の決定打が、どうして日本では普及しない…
  • 7
    吉野家がぶちあげた「ラーメンで世界一」は茨の道だ…
  • 8
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    「22歳のド素人」がテロ対策トップに...アメリカが「…
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 3
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 4
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 5
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 6
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 7
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 8
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 9
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 10
    韓国が「養子輸出大国だった」という不都合すぎる事…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中