ニュース速報
ビジネス

米テスラ、中国・ドイツなどでも値下げ 価格競争激化で

2024年04月22日(月)12時30分

 米EV大手テスラは、米国に続き中国でも各モデルで2000ドル近い値下げを行った。北京で昨年2月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)

Hyunjoo Jin Ethan Wang

[北京/フランクフルト 21日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは、米国に続き中国やドイツなどでも値下げを行った。販売減や価格競争激化に対応する。

21日現在の同社ウェブサイトによると、「モデル3」改良版の最低価格を1万4000元(1930ドル)引き下げ、23万1900元(3万2000ドル)とした。

ドイツでは、モデル3の後輪駆動車価格を4万2990ユーロから4万0990ユーロ(4万3670ドル)に引き下げた。

同社の広報担当者によると、欧州の他の国や中東、アフリカでも値下げを行っているという。

マスク氏は21日、Xに「需要に生産を合わせるため価格を頻繁に変える必要がある」と投稿した。

19日にモデルY、モデルX、モデルSの米国価格を2000ドル引き下げていた。20日には運転支援機能「フルセルフドライビング」の米国価格を1万2000ドルから8000ドルに引き下げた。

中国のEVメーカーは国内市場に低価格EVを投入しており、価格競争が激化している。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、インド訪問を延期したと明らかにした。マスク氏はニューデリーでモディ首相と面会し、同国への参入を発表するとみられていた。

マスク氏は19日、「非常に重いテスラの責務によりインド訪問は延期せざるを得ないが、年内に訪れるのを楽しみにしている」とXに投稿した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:ドローン大量投入に活路、ロシアの攻勢に耐

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 7
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中