ニュース速報

ビジネス

ファーウェイが最新スマホ性能説明を見送り、孟会長の帰国記念日も

2023年09月26日(火)14時02分

中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の消費者向け事業の最高経営責任者(CEO)、余承東(リチャード・ユー)上級取締役が25日、新製品群の発表を行った際、8月に発売した最新スマートフォン「Mate60Pro」の性能の説明を見送り、会場となった競技場やオンラインで発表会に参加した聴衆の間に不満が広がった。資料写真、パリで2022年6月撮影(2023年 ロイター/Benoit Tessier)

Yelin Mo Brenda Goh

[北京/上海 25日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の消費者向け事業の最高経営責任者(CEO)、余承東(リチャード・ユー)上級取締役が25日、新製品群の発表を行った際、8月に発売した最新スマートフォン「Mate60Pro」の性能の説明を見送り、会場となった競技場やオンラインで発表会に参加した聴衆の間に不満が広がった。

期待されていたのは性能に関する全容説明だった。2019年以降、米商務省は先端半導体の製造装置が中国に渡るのを阻止してきたものの、「Mate60Pro」を取り上げた国営メディアは華為技術が米国による対中制裁を克服したと賞賛していた。

この日は、創業者の娘で、現在の輪番会長である孟晩舟氏が米国のイラン制裁に絡んで拘束されていたカナダから帰国した日からちょうど2年の記念日でもあり、全容説明への期待は大きかった。

「Mate60Pro」は米国による制裁導入以降で華為技術が米アップルのスマホ市場支配に挑む最初の大きな試みともみられているが、華為技術はこれまで性能の説明をしていない。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米ロ首脳が電話会談、プーチン氏はウ和平交渉巡る立場

ワールド

ロ、ウ軍のプーチン氏公邸攻撃試みを非難 ゼレンスキ

ワールド

中国のデジタル人民元、26年から利子付きに 国営放

ビジネス

米中古住宅仮契約指数、11月は3.3%上昇 約3年
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 5
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 6
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 7
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 10
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 7
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 8
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中