ニュース速報

ビジネス

再送-欧州委、中国とのデカップリング望まず 自由貿易阻害には対処

2023年09月24日(日)10時30分

 欧州連合(EU)欧州委員会のドンブロウスキス副委員長は23日、地政学と貿易を巡って緊迫化している中国との関係について「デカップリング(切り離し)は望んでいないが、自由貿易が損なわれた場合は加盟国を守る必要がある」と述べた。上海でのロイターとのインタビューで撮影(2023年 ロイター/Jason Xue)

(検索コードを追加しました)

Brenda Goh

[上海 23日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のドンブロウスキス副委員長は23日、地政学と貿易を巡って緊迫化している中国との関係について「デカップリング(切り離し)は望んでいないが、自由貿易が損なわれた場合は加盟国を守る必要がある」と述べた。

ドンブロウスキス氏は上海で、毎年開催されている外灘金融サミットに出席。EU圏と中国との貿易は昨年、過去最高を記録したものの、EU圏の貿易赤字は約4000億ユーロ(4260億8000万ドル)に上っており「非常にアンバランス」だと指摘した。

通商担当でもあるドンブロウスキス氏は、中国とのバランスの取れた貿易関係を求め、4日間の日程で中国を訪問している。

同氏は25日、中国の何立峰副首相と2008年以来10回目の会談を予定している。中国共産党系の環球時報は、両者にとって「リトマス紙」になるだろうと報じた。

欧州委は13日、国家補助金の恩恵を受けている中国から輸入される電気自動車(EV)に対する関税導入の是非について調査を開始した。 

ドンブロウスキス氏はこの問題について、サミットの合間にロイターの取材に応じ「我々はEV分野を含め競争には寛容だが、競争は公正でなければならない。中国はこの調査を保護主義的だと非難し、中国商工会議所はこの分野の優位性は補助金によるものではないと主張している」と述べた。

EV以外にも目を向けているのかとの質問に対しては「貿易上の障壁が存在するかどうか、検討している分野が複数ある」としたものの、詳細については明言を避けた。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米当局者、早期の紛争終結を予想 イランは徹底抗戦の

ワールド

トランプ氏 、 ホルムズ海峡に多くの国が軍艦派遣と

ビジネス

イラン情勢注視続く、FRB金利見通しも焦点=今週の

ワールド

イスラエル、レバノンと数日内に協議へ ヒズボラと戦
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目のやり場に困る」衣装...「これはオシャレなの?」
  • 3
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングアップは「2セット」でいいのか?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 6
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 7
    ぜんぜん身体を隠せてない! 米セレブ、「細いロープ…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 10
    50代から急増!? 「老け込む人」に共通する体の異変【…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中