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米ワーナー・ブラザース、英スタジオの制作能力を50%超増強へ

米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は21日、英ロンドン郊外のリーブスデン・スタジオについて、新たに防音スタジオ10室を加えて制作能力を50%余り増強する計画を発表した。写真は米ジョージア州アトランタのワーナー・ブラザース外観で5月に撮影(2023年 ロイター/Alyssa Pointer)
[21日 ロイター] - 米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は21日、英ロンドン郊外のリーブスデン・スタジオについて、新たに防音スタジオ10室を加えて制作能力を50%余り増強する計画を発表した。同スタジオでは映画「バービー」やドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の大半が撮影された。
WBDは、ハント英財務相の米カリフォルニア州ロサンゼルス訪問にあわせて計画を発表。同社は、この計画で英国内で約4000人の雇用を直接・間接的に創出すると説明した。
また今回の投資により、リーブスデンでの映画・テレビ番組の年間制作額が2億ポンド(2億4590万ドル)増えて6億ポンド(7億3760万ドル)に達すると推計。投資総額は明らかにしなかった。
着工は2024年第2・四半期、竣工は27年を予定している。スタジオ総数は現在の19から29に増える。
WBDのカリフォルニアでの制作は、ハリウッドの脚本家と俳優による63年ぶりのストライキが打撃となり、主要作品の制作の遅れや年内の収益見通しの引き下げにつながっている。