ニュース速報

ビジネス

インフレ抑制へ「さらにやるべきことある」=ミネアポリス連銀総裁

2023年03月31日(金)04時57分

米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、インフレを目標の2%まで低下させるために「さらにやるべきことがある」という見解を示した。2019年、ニューヨークで撮影(2023年 ロイター/Shannon Stapleton)

[30日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は30日、インフレを目標の2%まで低下させるために「さらにやるべきことがある」という見解を示した。ただ、金利があとどの程度上昇すべきかどうかについては明確にはしなかった。

カシュカリ総裁は、米連邦準備理事会(FRB)がこれまでに実施した利上げによって「実質的な進展が見られた」とし、住宅市場が減速し、商品価格が下落したことなどに言及した。

同時に「現時点でとりわけ懸念されるのは住宅以外のサービス経済が減速の兆しを示していないことだ」とし、「賃金の伸びは依然2%のインフレ目標と一致するペースを上回っており、経済のサービス部門の均衡を取り戻すためになおやるべきことがあると示唆している。われわれはインフレを低下させる必要があり、そうするつもりだ」と述べた。

また、米銀行システムは健全で、大半の銀行が金利上昇に備えた態勢を整えているとしつつも、シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破綻を発端とする銀行セクターのストレスが「どの程度持続的な信用収縮につながり、さらに米経済を減速させるかは現時点で不明」とし、FRBは状況を「注視する」と述べた。

「銀行パニックや銀行ストレスは解決に思ったより時間がかかる傾向がある」とも指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

これまでの米利下げ、雇用の健全性に寄与=リッチモン

ビジネス

ウォルマート、時価総額1兆ドル到達 EC事業の成長

ワールド

インドの対米工業品関税ゼロへ、農産物は一部保護維持

ビジネス

5月のG7財務相会議、為替対応が議題に 中国念頭に
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 3
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 4
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 8
    ICE射殺事件で見えたトランプ政権の「ほころび」――ア…
  • 9
    少子高齢化は国防の危機──社会保障を切り捨てるロシ…
  • 10
    「耐えられない...!」アライグマをペットにしている…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 8
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 9
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 10
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中