ニュース速報

ビジネス

米経常赤字、22年第4四半期は5.6%減の2068億ドル

2023年03月24日(金)02時23分

米商務省が23日に発表した2022年第4・四半期の経常収支の赤字額は前期比5.6%減の2068億ドルとなった。2022年5月撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[ワシントン 23日 ロイター] - 米商務省が23日に発表した2022年第4・四半期の経常収支の赤字額は前期比5.6%減の2068億ドルとなった。第2次所得収支の収入の増加とサービスの黒字拡大が、経常赤字の縮小につながった。

第4・四半期の経常赤字は国内総生産(GDP)の3.2%に当たり、2020年第2・四半期以来、2年半ぶりの低水準となった。ピークは05年第4・四半期の6.3%だった。

22年通年の経常収支の赤字額は9438億ドルと過去最高になり、21年の8464億ドルから赤字が拡大した。22年の経常赤字はGDPの3.7%に当たり、08年以来の高水準となった。21年の経常赤字はGDPの3.6%だった。

22年第4・四半期のモノ(財)の輸出は311億ドル減の5149億ドル。石油製品、天然ガス、非貨幣金の輸出減が響いた。

モノの輸入も280億ドル減の7872億ドルとなり、石油製品を中心とする産業製品・原材料の品目、携帯電話、衣料品、靴、家庭用品などの消費財が減った。

サービスの輸出は61億ドル増の2428億ドル。個人旅行、金融仲介サービス、クレジットカードや他の与信関連サービス、航空旅客輸送が伸びた。

サービスの輸入は11億ドル増の1755億ドルだった。個人旅行が堅調だったものの、海上貨物輸送が低迷したのが伸びを押し下げた。

第2次所得収支の収入は83億ドル増えて513億ドル。罰金・違約金を中心とする政府収入が増加した。支出は45億ドル減の924億ドルとなり、国際協力関連を中心とする政府支出が減少した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米肥満薬開発メッツェラ、ファイザーの100億ドル買

ワールド

米最高裁、「フードスタンプ」全額支給命令を一時差し

ワールド

アングル:国連気候会議30年、地球温暖化対策は道半

ワールド

ポートランド州兵派遣は違法、米連邦地裁が判断 政権
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 3
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋
  • 4
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 7
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 10
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 10
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中