ニュース速報

ビジネス

訂正BofAとUBS、米金利の最終到達点予想を引き下げ

2023年03月24日(金)03時05分

 米銀行大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)のエコノミストは、連邦準備理事会(FRB)の姿勢が変化したことを受け、米金利見通しを引き下げた。写真はBofAのロゴ。2019年1月撮影(2023年 ロイター/Carlo Allegri)

(英文の訂正により、本文2段落目を「がそれぞれ5月に5─5.25%、5.25─5.5%でピークを付けると予測した」から「5月に5─5.25%でピークを付けると予測した。従来予想は5.25─5.5%だった」に訂正します。)

[シンガポール 23日 ロイター] - 米銀行大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)とスイスの金融大手UBSは、連邦準備理事会(FRB)の姿勢が変化したことを受け、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)予想を引き下げた。

BofAとUBSはともに6月の利上げを想定せず、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標が5月に5─5.25%でピークを付けると予測した。従来予想は5.25─5.5%だった。

BofAは、銀行セクターにストレスの兆候が見られる中、銀行の融資基準が予想外に引き締まり、追加利上げを代替する可能性があると指摘した。

一方、ゴールドマン・サックスはターミナルレート予想を5.25─5.5%で維持したが、ピーク時期を7月から6月に前倒しした。

FRBは21─22日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でFF金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ4.75─5.00%とした。決定は全会一致。ただ、米銀2行の経営破綻を受け金融市場が混乱する中、利上げが近く一時停止される可能性があることを示唆した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

仏予算は楽観的、財政目標は未達の恐れ=独立機関

ビジネス

焦点:トランプ関税、米側がコスト負担の実態 じわり

ワールド

世界の石油市場、OPECプラス増産で供給過剰へ I

ワールド

台湾、中国からのサイバー攻撃17%増 SNS介した
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 3
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃をめぐる大論争に発展
  • 4
    車道を一人「さまよう男児」、発見した運転手の「勇…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    筋肉が目覚める「6つの動作」とは?...スピードを制…
  • 7
    連立離脱の公明党が高市自民党に感じた「かつてない…
  • 8
    あなたの言葉遣い、「AI語」になっていませんか?...…
  • 9
    1歳の息子の様子が「何かおかしい...」 母親が動画を…
  • 10
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 9
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 10
    トイレ練習中の2歳の娘が「被疑者」に...検察官の女…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中