ニュース速報

ビジネス

再送米財務長官、全預金への保険適用や上限引き上げに否定的

2023年03月23日(木)09時01分

3月22日、イエレン米財務長官(写真)は上院における証言で、連邦預金保険公社(FDIC)による保険対象を全預金に拡大することや、現在の保護金額上限の引き上げに否定的な考えを示した。米議会で同日撮影(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)

(一部文言を修正しました)

[ワシントン 22日 ロイター] - イエレン米財務長官は22日の上院における証言で、議会承認なしに連邦預金保険公社(FDIC)による保険対象を全預金に拡大することや、現在の保護金額上限を引き上げることを検討したり議論したことはないと述べた。

複数の銀行業界団体は議会に対して、一時的に全預金を保護する措置を講じ、シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の経営破綻をきっかけとする危機がこれ以上広がらないようにしてほしいと要望している。

ロイターは21日、議会承認を得ずに現在の1口座当たり25万ドルという保護の上限を引き上げることを政府当局者が議論したと報じた。

イエレン氏はFDICの預金保険制度の修正を検討する「価値はある」と認めたが、どのような修正が必要かについては述べなかった。

全預金を保険適用とするには議会承認が必要かとの質問に対しては、そのような措置は考えておらず、銀行のリスクを個別の事案ごとに判断すると説明。全ての預金を保険適用とすることや全面的な保護に関する措置は何も検討していないと述べた。

さらに、ある銀行破綻がシステミックリスクと見なされた場合は、例外措置としてFDICが全預金を保護するのを認めることはやぶさかではなく、財務省が個別の事案ごとにシステミックリスクかどうかを判断していくと述べた。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米軍がホルムズ海峡封鎖へ、イランは交渉に戻る見通し

ワールド

ロシア・ウクライナ復活祭停戦、発効数時間で双方が違

ワールド

米イラン協議決裂、核・ホルムズ海峡で溝埋まらず 停

ワールド

中国、台湾向け観光規制緩和など新措置 野党党首訪中
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    新しいアメリカンドリームは「国外移住」...5人に1人が海外を希望する時代
  • 2
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相場で人気の優良株から売られる落とし穴
  • 3
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけない副作用に研究者が警鐘
  • 4
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 5
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 6
    中国が恐れる「経済ドミノ」
  • 7
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 8
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 9
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 10
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 7
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 8
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 9
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 10
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中