ニュース速報

ビジネス

ユニリーバ、新CEOにオランダ乳業大手トップ 株価上昇

2023年01月31日(火)09時02分

 英食品・日用品大手ユニリーバは1月30日、次期最高経営責任者(CEO)にオランダ乳業大手フリースランド・カンピーナのハインツ・シューマッハCEOを起用すると発表した。提供写真(2023年 ロイター)

[ロンドン 30日 ロイター] - 英食品・日用品大手ユニリーバは30日、次期最高経営責任者(CEO)にオランダ乳業大手フリースランド・カンピーナのハインツ・シューマッハCEOを起用すると発表した。7月にアラン・ジョープ現CEOと交代する。

シューマッハ氏(51)は20年以上前にユニリーバに在籍した経歴があり、昨年10月に非常勤取締役に就任。オランダの食品小売大手アホールド・デレーズや米食品大手HJハインツでの勤務経験もある。

ユニリーバは昨年9月にジョープCEOが2023年末で退任すると発表していた。

アクティビスト(物言う株主)として知られ、昨年ユニリーバの非常勤取締役に就いたネルソン・ペルツ氏は、新CEOとしてシューマッハ氏を強く支持すると表明。「ステークホルダーに持続可能な高価値をもたらすために緊密に協力することを楽しみにしている」とした。

リフィニティブのデータによると、ペルツ氏は自身のトライアン・ファンドを通じてユニリーバ株の約1.5%を保有する第4位株主。株価は30日の取引を約1.3%高で終了した。

株価は、2019年1月にジョープ氏がCEOに就任して以来、欧州の主要・一般消費財株指数に後れを取ってきた。

昨年に英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)の一般医薬品事業の買収に失敗したことを受け、ジョープ氏に対して懐疑的な見方が一部の投資家から出ていた。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:動き出したECB次期執行部人事、多様性欠

ビジネス

米国株式市場=ダウ493ドル高、12月利下げ観測で

ビジネス

NY外為市場=円急伸、財務相が介入示唆 NY連銀総

ワールド

トランプ氏、マムダニ次期NY市長と初会談 「多くの
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワイトカラー」は大量に人余り...変わる日本の職業選択
  • 4
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 5
    中国の新空母「福建」の力は如何ほどか? 空母3隻体…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    ロシアのウクライナ侵攻、「地球規模の被害」を生ん…
  • 8
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 9
    「裸同然」と批判も...レギンス注意でジム退館処分、…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中