ニュース速報

ビジネス

米銀利益、第3四半期は3.2%増 含み損などリスクも=FDIC

2022年12月02日(金)15時15分

 12月1日、米連邦預金保険公社(FDIC)が公表した四半期報告書によると、第3・四半期の米銀(集計対象4746行)の利益は前年比3.2%増の717億ドルだった。写真は印刷されたばかりの紙幣。米首都ワシントンで2014年撮影(2022年 ロイター/Gary Cameron)

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米連邦預金保険公社(FDIC)が1日公表した四半期報告書によると、第3・四半期の米銀(集計対象4746行)の利益は前年比3.2%増の717億ドルだった。ただ、初期の延滞や有価証券の含み損が増加し、今後利益が減少する可能性も示された。

グルーエンバーグ総裁代行は会見で、物価高や金利上昇、地政学的不透明感などが銀行利益を押し下げる可能性があると述べた。

第3・四半期の貸倒引当金は146億ドルと前期比31.5%増加。資産が100億ドルを超える金融機関で特に増えた。

初期延滞率もクレジットカード、商業ローン、自動車ローンを中心に前期から3ベーシスポイント(bp)上昇の0.51%となった。

グルーエンバーグ氏は「初期延滞は将来の資産の質の問題を示している可能性がある」と指摘した。

金利上昇を背景に有価証券の含み損は46.9%増の6899億ドル。預金は前期比1.1%減少した。

グルーエンバーグ氏は「償還期間が長い資産の割合が高い上に預金もやや減少しており、銀行が流動性需要を満たすため投資の売却を迫られれば、含み損が実際の損失になるリスクがある」と警鐘を鳴らした。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米・イラン交渉団、和平目指し直接会談 パキスタン交

ワールド

米軍がホルムズ「掃海」とトランプ氏、イランTVなど

ワールド

バンス米副大統領、パキスタンのシャリフ首相と会談

ワールド

米が資産凍結解除に同意とイラン筋、米当局者は否定
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけない副作用に研究者が警鐘
  • 2
    中国が恐れる「経済ドミノ」
  • 3
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦によって中国が「最大の勝者」となる理由
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 6
    革命国家イラン、世襲への転落が招く「静かな崩壊」
  • 7
    新しいアメリカンドリームは「国外移住」...5人に1人…
  • 8
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 9
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 10
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 7
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 8
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 9
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 10
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中