ニュース速報

ビジネス

ソフトバンクG株が大幅安、巨額赤字を嫌気 強弱対立との見方も

2022年08月09日(火)09時43分

 8月9日の東京株式市場で、ソフトバンクグループ(SBG)が4%を超える大幅安となっている。2023年3月期第1・四半期(4─6月期、国際会計基準)の最終損益が3兆1627億円の赤字だったと8日発表した。2021年2月に都内で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で、ソフトバンクグループ(SBG)が4%を超える大幅安となっている。2023年3月期第1・四半期(4─6月期、国際会計基準)の最終損益が3兆1627億円の赤字だったと8日発表した。赤字は2四半期連続で、四半期の赤字額としては過去最大となった。

松井証券の窪田朋一郎投資メディア部長は同社株の見通しについて「強弱感が対立しそうだ」とみている。「業績悪化はある程度織り込まれているほか、自社株買いも発表し株主への一定の配慮を示した。信用買い残は整理されてきており、投げ売りする投資家も少ないのではないか」という。

一方、株式相場の先行きは不透明で、ユニコーン企業のエグジットがしやすい環境とはまだいえないとも指摘している。

同社株は個人投資家による保有が多く、下げが深まれば投資マインドに悪影響が及びかねないが「もともとボラティリティが高い銘柄なので5%程度であれば驚くほどの下げではない」(窪田氏)との見方もある。

SBGは、世界的な金利上昇を受けた株安で、新興企業などに投資するビジョン・ファンド(SVF)の投資損失が2兆9191億円に膨らんだほか、円安で国内会社の米ドル建て純負債が増加し、為替差損8200億円を計上した。前年同期の最終損益は7615億円の黒字だった。

同時に発行済み株式の6.3%にあたる1億株、4000億円を上限とする自己株の取得枠を新たに設定した。取得した自己株式は消却する予定。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

デンソー、今期営業利益予想は87%増 合理化など寄

ビジネス

S&P、ボーイングの格付け見通し引き下げ ジャンク

ワールド

ポーランドの米核兵器受け入れ議論、ロシア「危険なゲ

ビジネス

バーゼル委、銀行監督規則を強化 気候変動関連リスク
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 3

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 4

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP…

  • 5

    未婚中高年男性の死亡率は、既婚男性の2.8倍も高い

  • 6

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 7

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 10

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこ…

  • 7

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 8

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中