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日産、7日から生産再開 無資格者検査の再発防止体制整う

2017年11月07日(火)02時08分

11月6日、日産自動車は、無資格者による検査問題で停止していた国内向け車両の生産と出荷を7日から、グループ会社の京都工場を除く5工場で順次再開すると発表した。写真は2016年2月、都内のディーラーで撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 6日 ロイター] - 日産自動車は6日、無資格者による検査問題で停止していた国内向け車両の生産と出荷を7日から、グループ会社の京都工場を除く5工場で順次再開すると発表した。同5工場の立ち入り検査を行った国土交通省から再発防止体制が整ったと認められた。京都工場には同省による立ち入り検査が6日行われ、同省の判断が下り次第、再開する見通し。

日産は9月29日に無資格者が新車出荷前に安全性などを最終確認する「完成検査」を実施していた問題を公表。10月19日には問題公表後も無資格者による検査が続いていたことを明らかにした。こうした事態を受け、国内全6工場での国内向け車両の生産と出荷を停止していた。

日産は問題の起きた全6工場で再発防止策を講じ、今後は有資格者のみで完成検査を行う。有資格者が不足する状況が続くとみられ、当面は出荷のペースが低下する可能性がある。

*見出しを修正して再送します。

(白木真紀 編集:田巻一彦)

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