ニュース速報

ビジネス

訂正:中国の9月の輸入は予想上回る前年比+18.7%、輸出+8.1%

2017年10月13日(金)14時37分

 10月13日、中国税関総署は、9月の中国の輸出は人民元建てで前年比9.0%増加したと発表した。輸入は19.5%増加した。写真は上海の港のコンテナエリア。昨年9月撮影(2017年 ロイター/Aly Song)

[北京 13日 ロイター] - 中国税関総署が13日発表した9月の輸入(ドル建て)は前年同月比18.7%増となった。伸び率は市場予想(13.5%増)を上回り、前月の13.3%増から加速した。

一方、輸出(訂正)は同8.1%増と、予想の8.8%増を下回った。前月は5.5%増だった。

貿易収支は284億7000万ドルの黒字で、3月以来の低水準となった。予想は395億ドルの黒字だった。前月は419億9000万ドルの黒字。

アナリストらは輸入増の一因として、10月初めの1週間の休暇を控えて企業が輸入を前倒しした可能性を挙げた。

9月の対米貿易黒字は280億8000万ドルと、前月の262億3000万ドルから拡大。2008年以降の税関データに基づいてロイターが算出したところでは、単月としては過去最高の対米貿易黒字となった。

1─9月の対米貿易黒字は1955億4000万ドル。

9月の中国の輸出は人民元建てで前年比9.0%増加。輸入は19.5%増加した。また税関総署は、今年の貿易の伸びが、現在の状況が続けば2桁台になるとの見通しを示した。

税関総署報道官は記者会見で、1─9月の貿易状況の改善について、堅調な海外需要が輸出を押し上げたと指摘した。

さらに、コモディティー価格高は輸入と輸出額を押し上げたが、第3・四半期の貿易の伸びが前年同期比で鈍化したことは、ベース効果(前年が高水準だったこと)によるものだと説明した。

*本文2段落目の「輸入」を「輸出」に訂正します。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

マスク氏とフアン氏、米サウジ投資フォーラムでAI討

ビジネス

米の株式併合件数、25年に過去最高を更新

ワールド

EU、重要鉱物の備蓄を計画 米中緊張巡り =FT

ワールド

ロシアの無人機がハルキウ攻撃、32人負傷 ウクライ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 4
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂…
  • 10
    「これは侮辱だ」ディズニー、生成AI使用の「衝撃宣…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中