ニュース速報

ビジネス

ECB総裁を批判したつもりない、レンツィ伊首相が釈明=関係筋

2016年07月06日(水)03時44分

 7月5日、レンツィ伊首相は、国内銀行の財務不安問題に関する発言に関し、ドラギECB総裁を批判したつもりはないと釈明した。写真は先月20日撮影。(2016年 ロイター/Tony Gentile)

[ローマ 5日 ロイター] - イタリアのレンツィ首相は、国内銀行の財務不安問題に関する発言に関し、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁を批判したつもりはないと釈明した。関係筋が5日明らかにした。

首相は前日、昨年導入された協同組合銀行に関する改革について、中道左派政権が1998年に実行していれば国内銀行が問題を抱えることはなかったと指摘。ドラギ氏は当時のチャンピ経済相の時代に、財務省の幹部を務めていたとし、「人々が政治を銀行システムから切り離す力と知性を持ち合わせていれば、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)のような問題は発生していなかった」と述べた。

関係筋によると、首相は「発言はチャンピ氏やドラギ氏への批判ではなく、長年の成果である協同組合銀行改革へとつながる共通の要素があったとの認識を示したもの」とした。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

トランプ大統領と電話会談、日本の考え方伝えた=関税

ワールド

韓国海軍の哨戒機が墜落、4人全員死亡 韓国南東部で

ワールド

イスラエル、ヨルダン川西岸に新入植承認 緊張高まる

ワールド

トルコでの直接交渉案、ウクライナはまだ回答せず=ク
MAGAZINE
特集:岐路に立つアメリカ経済
特集:岐路に立つアメリカ経済
2025年6月 3日号(5/27発売)

関税で「メイド・イン・アメリカ」復活を図るトランプ。アメリカの製造業と投資、雇用はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 2
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プーチンに、米共和党幹部やMAGA派にも対ロ強硬論が台頭
  • 3
    中国戦闘機「殲10」が仏機を撃墜...実力は本物? 世界の戦闘機調達が変わる
  • 4
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
  • 5
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「ダイヤモンド」の生産量が多…
  • 7
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 8
    【クイズ】世界で2番目に「金の産出量」が多い国は?
  • 9
    イーロン・マスクがトランプ政権を離脱...「正直に言…
  • 10
    ワニにかまれた直後、警官に射殺された男性...現場と…
  • 1
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」時代の厳しすぎる現実
  • 2
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 3
    【クイズ】世界で最も「ダイヤモンド」の生産量が多い国はどこ?
  • 4
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 5
    デンゼル・ワシントンを激怒させたカメラマンの「非…
  • 6
    アメリカよりもヨーロッパ...「氷の島」グリーンラン…
  • 7
    友達と疎遠になったあなたへ...見直したい「大人の友…
  • 8
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 9
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
  • 10
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 5
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 6
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 8
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 9
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 10
    ワニの囲いに侵入した男性...「猛攻」を受け「絶叫」…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中