[ベルリン 26日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が26日発表した2月の消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合基準(HICP)で前年比0.2%低下し、2015年1月以来の低水準を付けた。
2月は横ばいが予想されていたが、1月の0.4%上昇から反転。ユーロ圏で物価圧力が予想より弱まっていることが示された。
前月比では0.4%上昇。予想は0.6%上昇だった。国内基準では前年比は横ばい、前月比は0.4%上昇だった。統計庁は確報値を3月11日に発表する。
欧州連合(EU)統計局が29日に発表する2月のユーロ圏CPI速報値は、伸びは1月の0.3%上昇から横ばいに鈍化すると予想されている。
ただ、キャピタル・エコノミクスのアナリスト、ジェシカ・ハインズ氏は、独仏スペインのインフレ率が予想外に低迷していることで、2月のユーロ圏CPI伸び率はマイナス圏に落ち込む可能性があると指摘。
「インフレ期待が低下するなか、根強いデフレが定着するとの懸念はなお非常に強い現実味を持っている。このため、欧州中央銀行(ECB)は3月の理事会で一段の緩和に対する期待を裏切るわけにはいかない」と述べた。
ベレンバーグ銀行のエコノミスト、ホルガー・シュミディンク氏は、ECBは3月の理事会で債券買い入れ策の拡大のほか、すでにマイナス圏にある中銀預金金利の一段の引き下げなどの追加策を決定すると予想。ただ、買い入れ対象に社債を含めるなどの措置は打ち出さないとの見方を示している。
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