[東京 23日 ロイター] -

東京株式市場で日経平均は反落した。序盤は米国株高を好感した買いが入り、一時200円超高となったが、午前中に下げに転じた。内需関連の一角に利益確定売りが出たほか、ドル/円が一時112円を割れたことで、投資家心理が悪化。節目の1万6000円割れは回避したものの、大引けにかけて安値圏でもみ合いを続けた。

原油相場や商品市況の持ち直しなどを背景に、朝方は資源関連株を中心に買い戻しが入った。日経平均は一時1万6300円台半ばまで上昇し、取引時間中としては2月9日以来、2週ぶりの高値を付けたが、情報・通信関連など直近で値もちのよかった内需の一角の下げが足かせとなり、指数も伸び悩んだ。

また米原油先物はアジア時間で1バレル32ドル台に下落。強含みの円相場も重荷となった。「下値を買うムードは徐々に出てきてはいるが、なおレンジ内の動きであるうえ、落ち着かない状況が続いている」(岩井コスモ証券投資情報センター長の林卓郎氏)との声が聞かれた。

日経平均は後場に付けた1万6001円19銭が日中安値となった。その後は前日終値近辺まで戻す場面もあったが、大引けにかけて再び軟化した。中小型株も利益確定売りに押され、東証2部総合<.TSI2>は7日ぶりの反落となった。

個別銘柄ではフジクラ<5803.T>がしっかり。22日に発表した自社株買いを材料視した。2016年3月期の年間配当予想を従来の1株56円から66円(前期48円)に引き上げたと発表したコムチュア<3844.T>は急伸した。

半面、イーレックス<9517.T>が大幅安。同日、公募増資230万株とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う第三者割当増資34万5000株を実施すると発表した。1株利益の希薄化を懸念した売りが出た。

東証1部騰落数は、値上がり442銘柄に対し、値下がりが1415銘柄、変わらずが84銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16052.05 -59.00

寄り付き    16230.38

安値/高値   16001.19─16350.38

TOPIX<.TOPX>

終値       1291.17 -8.83

寄り付き     1309.01

安値/高値    1289.22─1316.05

東証出来高(万株) 232218

東証売買代金(億円) 22925.33

(長田善行)

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