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ロイター調査:12月米利上げほぼ織り込み済み、ペース緩やかに

2015年12月05日(土)09時42分

 12月4日、11月の米雇用統計の発表を受けてロイターが実施した米プライマリーディーラー調査によると、18社中17社がFRBによる今月の利上げを予想。ワシントンのFRB本部で9月撮影(ロイター/Kevin Lamarque)

[4日 ロイター] - 11月の米雇用統計の発表を受けてロイターが実施した米プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)調査によると、18社中17社が米連邦準備理事会(FRB)による今月の利上げを予想している。また年明け以降の利上げペースは緩やかとの見方が多い。

RBS(米コネティカット州)のシニア米国エコノミスト、ケビン・カミンズ氏は「市場は今月16日(の米連邦公開市場委員会=FOMCで)の利上げを相当織り込んでいるため、FRBが今回利上げを見送るハードルはかなり高そうだ」と述べた。

2016年半ば時点でのフェデラル・ファンド(FF)金利は0.75%、16年末時点では1.125%と、緩やかな利上げペースが見込まれている。FRBが保有するバランスシートの規模は、18社中11社が少なくとも1年間は縮小されないと予想している。

金利の誘導目標は引き続きレンジで設定されるとの見方が大勢だが、その上限となる超過準備預金金利(IOER)は0.5%、下限となる翌日物リバースレポ(RRP)金利は0.25%になるとみられている。

*写真を付けて再送します。

ロイター
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