[東京 24日 ロイター] - 金融庁は、野村ホールディングス<8604.T>など4つの金融機関を「国内のシステム上重要な金融機関」(D―SIBs)に指定し、自己資本比率規制の上乗せを適用する方針を固めた。関係者が24日、明らかにした。

D―SIBsには、野村ホールディングスのほか、大和証券グループ本社<8601.T>、三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>、農林中央金庫の4社が指定される。

各国の規制当局から構成される金融安定理事会(FSB)が選ぶ「グローバルなシステム上重要な銀行」(G―SIBs、メガバンクが該当)とは対照的に、D―SIBsは金融庁が定量的・定性的基準を総合的に判断して選定する。対象となる金融機関は「D―SIBsバッファー」(最低限必要になる自己資本比率からの上乗せ幅)を満たすことが求められるが、金融庁はこのバッファーを0.5%とし、2016年3月から19年3月にかけて4段階に分けて引き上げる方針。

今回の指定は、国際金融規制「バーゼルIII」を国内の金融機関に適用するプロセスの一環。金融庁が8月に公表した府省令や監督指針などの改正案では、D―SIBsに分類される金融機関や「D―SIBsバッファー」の幅は未定となっていた。

金融庁は近く改正案を最終化。年内にD―SIBsとD―SIBsバッファーの幅を正式に決める。

(和田崇彦)

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