[13日 ロイター] - 週内に発表された米百貨店ノードストローム<JWN.N>やメーシーズ<M.N>の第3・四半期(8─10月)既存店売上高が予想を下回る内容となる中、低調の理由が天候要因や過剰在庫といった要因にとどまらず、消費者動向の変化に起因している可能性があることが浮き彫りとなった。
ノードストロームの第3・四半期既存店売上高は0.9%増と、6四半期連続で記録した1けた半ばの伸び率から鈍化し、市場予想の3.6%を下回った。
メーシーズの既存店売上高も3.6%減と、予想外の減少となった。
エバーコアのアナリストはノートで、高所得層が健全とみられる半面、小売業の業績が芳しくないというずれがあることを指摘。小売業界をめぐり「構造的な変化が起きていることを反映している」とし、消費者の動向が「モノから経験の消費に移行している」ことなどを反映していると述べた。
半面、中堅百貨店コールズ<KSS.N>は好調となった新学期商戦を追い風に、売上高予想を上回ったほか、既存店売上高も予想と一致する1%増となった。ただ、複数のアナリストは、同社の事業再建に向けた取り組みは業界全体の減速を相殺するには不十分との見方を示している。
JCペニー<JCP.N>の既存店売上高は6.4%増と、約9年ぶりの大幅増となった。ただ、同社株価はノードストロームやメーシーズ株の下落に引きずられ、18%急落。ドイツ銀行のアナリスト、ポール・トラッセル氏はJCペニーの業績は「良好だったが、タイミングが悪かった」と指摘した。
ノードストロームの決算を受け、証券会社6社は同社の目標株価を引き下げた。とりわけドイツ銀行のトラッセル氏は23ドル引き下げ、45ドルとした。
目標株価の中央値は74ドル。1カ月前は82ドルだった。
同銘柄をカバーするアナリスト30人中、11人が投資判断を「バイ」以上、16人が「ホールド」としている。