[ニューヨーク 13日 ロイター] - 13日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがほぼ全面高の展開となった。米経済指標に加え、米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を受け、12月利上げ観測が高まっている。

11月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は93.1と、前月の90から上昇、予想の91.5も上回った。調査では、自動車など大型品への購入意欲が高まったほか、低所得者層の見通しも改善した。

朝方発表された10月の米小売売上高統計は市場予想を下回ったほか、米卸売物価指数は2カ月連続のマイナスとなったが、ドルの足かせにはならなかった。インフレは低迷し個人消費の勢いに陰りが見えるものの、FRBが12月の利上げを見送る公算は小さい、とエコノミストはみている。

スコシア・キャピタルの首席為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「小売売上高統計はここしばらく弱含んでいる」とし、「第4・四半期に入り個人消費は低迷しているようだが、全般的な動向はなお底堅いと感じる」と述べた。

フィッシャーFRB副議長は前日遅く、米インフレ率は来年には上向くとともに、FRBは近く利上げを行う可能性があると述べた。これに続きこの日は、クリーブランド地区連銀のメスター総裁が労働市場は完全雇用の状態に近づいており、米利上げ時期は「急速に近づいている」と発言。12月利上げ観測がさらに強まった。

終盤の取引でユーロ/ドル<EUR=>は0.7%安の1.0739ドル。週足ではほぼ横ばい。

ドルは円<JPY=>、スイスフラン<CHF=>、ポンド<GBP=D3>、スウェーデンクローナ<SEK=>、ノルウェークローネ<NOK=>に対して値上がり。カナダドル<CAD=>、豪ドル<AUD=D4>、ニュージーランドドル<NZD=D4>に対しても上昇した。

主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数<.DXY>は0.3%上昇の98.948。ただ週間では、利食い売りで約0.2%低下の勢い。

ドル/円    

終値   122.84/89

始値   122.84/89

前営業日終値   122.61/62

ユーロ/ドル  

終値   1.0773/78

始値   1.0778/82

前営業日終値   1.0814/15

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