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タカタに1日1.4万ドルの罰金、米「調査に非協力的」
2月20日、米国はタカタに対し、1日当たり1万4000ドルの罰金を科す。写真は同社の看板。都内で昨年12月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)
[ワシントン 20日 ロイター] - 米運輸省のフォックス長官は20日、タカタ<7312.T>がエアバッグ欠陥問題をめぐる調査に十分に協力していないとして、1日当たり1万4000ドルの罰金を科すと発表した。
フォックス長官は声明で、タカタ製エアバッグの欠陥問題をめぐる調査で、米道路交通安全局(NHTSA)が昨年2回にわたりタカタに関連文書などの提出を求めたことに言及。
「タカタは十分に調査に協力していない」とし、「タカタがわれわれの調査に対し全面的な協力を怠っていることは容認できず、許されるものではない」と語った。
罰金については、タカタが調査に十分に協力していないと判断される限り、科されていく見通し。
NHTSAがタカタの弁護士に宛てた書簡によると、罰金の賦課は20日から始まる見通し。同書簡では、タカタが240万ページにわたる関連文書を説明や案内などを一切抜きにしてNHTSAに送りつけたことを批判。
「NHTSAがタカタに対し、再々にわたり膨大な文書の中身について説明を求めたことは周知の通りだ」とし、タカタ側の非協力的な対応でNHTSA側の時間と労力が無駄になったと指摘した。
これに対しタカタは声明で、調査に十分に協力していないとの見解に異議を表明。NHTSAの技術担当者と定期的に会合の場を持ち、問題の根源を突き止める努力を行ってきたとした。
NHTSAでは、タカタ製エアバッグを搭載した車のリコール(回収・無償修理)対象数を最低780万台としている。
*内容を追加して再送します。