反ワクチンのカリスマを追放し、豊田真由子を抜擢...参政党拡大のため神谷が行った「大博打」
THE SANSEITO SURGE
参政党に新加入した豊田が取材に答える(本誌編集部のオフィスビルにて) TORU YAGUCHI FOR NEWSWEEK JAPAN
<過激な主張を穏健化し、結党メンバーをも「損切り」し、地上波向けにアップデートを図る神谷代表。ただ、急拡大したために弱点も抱えている>
※本記事は4本構成の第4弾です。第1~3弾は以下よりご覧ください。
第1弾:「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂を生む理由...神谷代表が語った「分断」とは?
第2弾:「日本人ファースト」「オーガニック右翼」というイメージは誤解? 参政党を支える「意外な支持層」とは
第3弾:自民党を去りドン底も経験...参政党の神谷が今、政治を動かす「巨人」にまで成り上がった変貌劇
第4章 異端児からの脱皮
23年11月、神谷は党のアドバイザーで中部大学客員教授の武田邦彦、共同代表だった吉野、赤尾を切り離した。武田も吉野同様、反ワクチンや反マスクを主張し、動画ニュースで高い人気を誇った人物だが、組織のハンドルを握る神谷との対立の末に除籍に追い込まれる。結党メンバーだった篠原は嘆息する。
「神谷さんは人の塊という『リンゴ』を見ると、裏に虫が食っていようがすぐ手が出る。結局、吉野さんや武田さんの下に集まる支持者やファンを欲しがったわけです。けれど、それが後でトラブルになる」
武田は地域政党「減税日本」の河村たかし代表(前名古屋市長)を党に引き入れようとし、神谷が反対したことが対立の芽となった。他方、吉野との対立の中心命題は吉野が全否定してきたワクチンだ。
22年参院選後に参政党は「全てのワクチンに反対しているのではない(問題にしているのは新しいmRNAワクチンのみ)」という路線を明確化した。要するに、反ワクチンの主張を穏健化させ、永田町や霞が関で通用するぎりぎりのラインで整理整頓した。そして、全ワクチン反対の吉野には「賞味期限が切れているからもう(身を)お引きください」と三くだり半を突き付けたのだ。
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