最新記事
中東情勢

ハマス幹部が停戦協議再開へ向けカイロ訪問...ガザ統治はどうなる?武装解除はされる?

2025年8月13日(水)10時15分
ガザとの境界付近で発生した爆発

イスラエル軍は12日未明にかけ、パレスチナのガザ市東部を空からと陸上で攻撃し少なくとも11人が死亡した。ガザとの境界付近でイスラエルから12日撮影(2025年 ロイター/Ammar Awad)

イスラエル軍は12日未明にかけ、パレスチナ自治区ガザのガザ市東部を空からと陸上で攻撃し少なくとも11人が死亡した。一方、イスラム組織ハマスの幹部ハリル・ハイヤ氏は、米国が支援する停戦計画の再開に向けた協議のためカイロに到着した。

ハマスのタヘル・ヌヌ氏は声明で、13日に始まるハマスとエジプト当局者との協議では戦争を停止し、援助物資を届け、「ガザの人々の苦しみを終わらせる」方法に焦点が当てられると述べた。


停戦協議について知るパレスチナ当局者によると、ハマスは交渉のテーブルに戻る用意があり、カイロ入りした幹部らがその立場を確認する見通しという。当局者は「ハマスは交渉が戦争終結の唯一の方法だと考えており、そのためのあらゆる案について話し合う用意がある」とロイターに語った。

一方、ハマス関係者は、同組織がガザ統治を放棄する用意はあるものの、パレスチナ国家が樹立されるまで武装解除はしないとロイターに述べた。

こうした中、ガザ保健省は11日、過去24時間にイスラエル軍の攻撃で89人が死亡したと発表した。

目撃者や医療関係者によると、ガザ市東部地区のゼイトゥーン郊外の2軒の家で7人、市中心部のアパートで4人が死亡した。

ガザ地区南部ハンユニスではイスラエル軍の空爆により、夫婦と子どもを含む5人が死亡、近くの海岸沿いマワシでは4人が死亡した。

イスラエル軍は、これらの報告を調査中で、民間人の被害を軽減する措置を講じていると説明した。これとは別に、過去1カ月間にガザ北部で数十人の武装勢力を殺害し、武装勢力が使用するトンネルを破壊したと12日明らかにした。

ガザの保健当局は過去24時間に、子ども2人を含む5人が飢餓と栄養失調で死亡したと発表した。これにより、紛争開始以来の死者は227人(うち子ども103人)となったという。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2025トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 健康長寿の筋トレ入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年9月2日号(8月26日発売)は「健康長寿の筋トレ入門」特集。なかやまきんに君直伝レッスン/1日5分のエキセントリック運動

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


BAT
「より良い明日」の実現に向けて、スモークレスな世界の構築を共に
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:米農産物の購入増やす東南アジア諸国、世界

ワールド

アングル:中国「不正受験ビジネス」が活況、米ではロ

ワールド

アングル:カジノ産業に賭けるスリランカ、統合型リゾ

ワールド

米、パレスチナ指導者アッバス議長にビザ発給せず 国
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 2
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 5
    「人類初のパンデミック」の謎がついに解明...1500年…
  • 6
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 7
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 8
    「体を動かすと頭が冴える」は気のせいじゃなかった⋯…
  • 9
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 10
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 3
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 8
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 9
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 10
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中