いよいよ始まったロシア大統領選挙、今回が「史上最も透明性低い」と選挙監視団体 各種の懸念が
選挙監視団体「ゴロス」のスタニスラフ・アンドレイチュク共同議長は、15日から始まったロシア大統領選挙は、ロシアがこれまで経験した中で最も透明性の低い選挙と述べた。3月15日、ロシアの首都モスクワで撮影(2024年 ロイター/Evgenia Novozhenina)
選挙監視団体「ゴロス」のスタニスラフ・アンドレイチュク共同議長は、15日から始まったロシア大統領選挙は、ロシアがこれまで経験した中で最も透明性の低い選挙と述べた。
ゴロスはロシアで外国のスパイを意味する「外国の代理人」に指定されている。
アンドレイチュク氏はロイターとの電話インタビューで、今回初めて電子投票が導入された大統領選挙は「ロシア史上最も閉鎖的で、最も秘密裏に行われる選挙だ」と指摘。国土の約3分の1の国民が利用できるようになった電子投票は操作の可能性があり、結果の確認が不可能であるため特に懸念されるほか、投票が3日間にまたがって行われるため投票箱が一夜にして改ざんされる可能性があるという。
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