最新記事
ウクライナ情勢

ウクライナ戦闘機が低空でロシアの標的に空対空ミサイルを発射!のレア映像

Ukraine Su-27 fighter jet engages "Russian target" in rare intercept video

2023年10月26日(木)20時21分
デービッド・ブレナン

Oryxによれば、2022年2月以降にウクライナ軍の航空機75機が破壊され、1機が損傷し、1機が捕獲された。この中にはミグ29戦闘機22機、スホーイSu27戦闘機12機とスホーイSu25近接支援用攻撃機17機が含まれている。

ウクライナ空軍が保有する航空機は多くがソビエト時代のものだが、ウクライナは近いうちに、NATOの戦闘機導入による航空隊の強化が実現することを期待している。アメリカ、デンマークなど11カ国による国家連合が、ウクライナに米国製F16戦闘機の訓練を提供。10月からアリゾナ州のモリス州兵空軍基地で訓練を開始した。

 
 
 
 

NATO諸国が供与したF16戦闘機がいつからウクライナでの戦闘に使われるのかは、はっきり分かっていない。オランダとデンマークはいずれも、合わせて最大61機のF16をウクライナに供与することに合意。2024年にも第一弾がウクライナに届く見通しだ。

ベルギーは2025年にウクライナにF16戦闘機の供与を始めるとしているが、その実施は2024年5月の総選挙でどのような政府が誕生し、またF16の代替機であるF35戦闘機がどれだけ迅速に到着するかによっても変わってくるだろう。

ロイド・オースティン米国防長官は、ウクライナにF16が供与される時期について「早くて来春」と述べている。

戦闘機供与で「戦闘長引く」

ロシア政府はウクライナに高性能な戦闘機が提供されることについて、繰り返し不満を表明。戦争が始まって以降、西側諸国によるウクライナへの軍事支援が紛争を長引かせ、深刻化させていると主張している。

ロシアのアレクサンドル・グルシュコ外務次官は5月に、西側諸国によるウクライナへの戦闘機供与は「とてつもなく大きなリスクを伴い」、ロシアが「あらゆる計画を策定する上で考慮に入れられることになる」と述べた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

フィリピン水兵、南シナ海で重傷 中国海警局が「意図

ワールド

中国首相、西オーストラリアのリチウム工場視察 財界

ビジネス

EU、「バーゼル3」最終規則の中核部分適用を1年延

ビジネス

ファンドマネジャー、6月は株式投資拡大 日本株は縮
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:サウジの矜持
特集:サウジの矜持
2024年6月25日号(6/18発売)

脱石油を目指す中東の雄サウジアラビア。米中ロを手玉に取る王国が描く「次の世界」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 2

    新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は「爆発と強さ」に要警戒

  • 3

    えぐれた滑走路に見る、ロシア空軍基地の被害規模...ウクライナがドローン「少なくとも70機」で集中攻撃【衛星画像】

  • 4

    800年の眠りから覚めた火山噴火のすさまじい映像──ア…

  • 5

    この夏流行?新型コロナウイルスの変異ウイルス「FLi…

  • 6

    森に潜んだロシア部隊を発見、HIMARS精密攻撃で大爆…

  • 7

    ルイ王子の「くねくねダンス」にシャーロット王女が…

  • 8

    中国「浮かぶ原子炉」が南シナ海で波紋を呼ぶ...中国…

  • 9

    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「…

  • 10

    中国不動産投資は「さらに落ち込む」...前年比10.1%…

  • 1

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 2

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車の猛攻で、ロシア兵が装甲車から「転げ落ちる」瞬間

  • 3

    新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は「爆発と強さ」に要警戒

  • 4

    米フロリダ州で「サメの襲撃が相次ぎ」15歳少女ら3名…

  • 5

    毎日1分間「体幹をしぼるだけ」で、脂肪を燃やして「…

  • 6

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 7

    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「…

  • 8

    カカオに新たな可能性、血糖値の上昇を抑える「チョ…

  • 9

    森に潜んだロシア部隊を発見、HIMARS精密攻撃で大爆…

  • 10

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 4

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…

  • 5

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…

  • 6

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 7

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 8

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…

  • 9

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 10

    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中