ウクライナへの米武器供与が次々前倒し──パトリオット、エイブラムスも
Retired U.S. General Reveals Where Ukraine Should Use U.S. Patriot Systems
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は数カ月前から民間インフラを空爆の標的にしているため、ウクライナ全土で輪番停電が行われるようになった。3月に入ってからは、ロシアのミサイル攻撃によって、ザポリージャ原子力発電所が停電し、首都キーウでも空爆が報告されていると、BBCは伝えている。
パトリオットシステムは、春の反転攻勢に備えるウクライナに、長期的な計画を立てるための少しの余裕をもたらすだろう。
また米国防総省の報道官パット・ライダー空軍准将は21日、世界最強主力戦車M1A1エイブラムスを改修し、これもウクライナへの到着を早めると述べた。ジョー・バイデン米大統領は1月、ウクライナに供与する防衛パッケージの一部として、31台のエイブラムスを送ると発表していた。当初は、到着までに最長2年かかると予想されていた。
ハートリングはCNNに対し、ウクライナの反転攻勢は欧州の同盟国から既に供与されている装甲車の一部を使って、数週間以内にも始まると予想する。エイブラムスが秋頃に到着すれば、攻勢の突破口になる場所に配置される可能性が高いと述べた。
「(エイブラムスは、)ウクライナの司令官が『ロシアを攻撃するうえで最も効果的だ』と考える場所に配置されるだろう」
(翻訳:ガリレオ)
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