最新記事

ブラジル

上半身裸に短パン、ボルソナロ大統領の挑発ダンス動画が話題に

2022年10月3日(月)21時20分
川口陽
ジャイル・ボルソナロ大統領

ルーラ元大統領との決選投票が決まったボルソナロ大統領(10月2日) Ueslei Marcelino-REUTERS

<トランプ元米大統領、サッカーブラジル代表ネイマールも応援動画を公開>

ブラジルでは2日、任期満了に伴う大統領選挙の投開票が行われた。元大統領で左派候補のルーラ・ダ・シルバが現職の右派候補ジャイル・ボルソナロを上回りトップに立ったが、有効投票の過半数獲得には至らず、2氏は今月30日の決選投票に進むことが決まった。

この前日、ボルソナロはアメリカの俳優マーク・ラファロの投稿をリツイートし、ブラジルの人気歌手アニッタのヒット曲に合わせて上半身裸で陽気に踊る姿を披露。ルーラ支持を隠さないラファロの次のツイートに応戦した格好だ。

「ブラジルの友たちよ、日曜に投票に行ったらファビオ・ポシャット(編集部注:ブラジルの俳優・テレビ司会者)がアニッタの『Envolver』の踊り方を教えてくれるって約束してくれたよ」

ボルソナロとラファロは以前からツイッター上で舌戦を繰り広げており、今回のやりとりもその延長線上にある。

現職大統領の思いもよらない投稿に良くも悪くもユーザーは驚きを隠せず、本稿執筆時点でこのツイートは1.5万近くのリツイートと7.5万以上のいいね!を集めている。面白がるコメントが寄せられる一方、「何を見せられているんだ」「信じられない」といった声も少なくない。

しかし、映像に連なるボルソナロのツイートによると、踊っているのは本人ではないという。あまりに似ていることから、なかには「種明かし」を受けても別人だと信じられないユーザーも。

再選を目指すボルソナロに向けて、ドナルド・トランプ元米大統領は土曜の夜に応援動画を公開。また、サッカーブラジル代表でパリ・サンジェルマン所属のネイマールもTikTok上でボルソナロの候補者番号「22」を指で作り、支持を表明している。

【動画】上半身裸に短パン、ノリノリで踊るボルソナロ大統領

20240521issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年5月21日号(5月14日発売)は「インドのヒント」特集。[モディ首相独占取材]矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディの言葉にあり

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:中国の住宅買い換えキャンペーン、中古物件

ワールド

北朝鮮の金総書記、新誘導技術搭載の弾道ミサイル実験

ワールド

アフガン中部で銃撃、外国人ら4人死亡 3人はスペイ

ビジネス

ユーロ圏インフレ率、25年に2%目標まで低下へ=E
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた異常」...「極めて重要な発見」とは?

  • 3

    存在するはずのない系外惑星「ハルラ」をめぐる謎、さらに深まる

  • 4

    「円安を憂う声」は早晩消えていく

  • 5

    中国のホテルで「麻酔」を打たれ、体を「ギプスで固…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    無名コメディアンによる狂気ドラマ『私のトナカイち…

  • 8

    他人から非難された...そんな時「釈迦牟尼の出した答…

  • 9

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 10

    チャールズ英国王、自身の「不気味」な肖像画を見た…

  • 1

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 2

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 5

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 6

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 7

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 8

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 9

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 10

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中