最新記事

英王室

ヘンリー&メーガン、「宿敵」を報道官に起用したチャールズ皇太子にご立腹

Meghan Markle, Prince Harry Allegedly Furious At Prince Charles After This Move: Royal Commentator

2022年7月26日(火)20時19分
キャサリン・アルメシン
チャールズ皇太子夫妻とヘンリー王子夫妻

チャールズ皇太子夫妻とヘンリー王子夫妻(2018年6月) Peter Nicholls-REUTERS

<チャールズ皇太子が新たに広報担当者に選んだのは「敏腕」で知られる人物だが、ヘンリーとメーガンにとっては気に入らない相手のようだ>

英王室メンバーと確執があると言われるヘンリー王子とメーガン妃。今度は、チャールズ皇太子が7月初旬に下した決断にずいぶん腹を立てているという。

NBCニュースやMSNBC、米トーク番組『アクセス・ハリウッド 』で王室・エンターテインメントを担当するニール・ショーンは自身のYouTubeチャンネルで、ヘンリー王子夫妻とチャールズ皇太子の関係に注目。報道官ポストをめぐるチャールズ皇太子の選択に、夫妻は納得できない気持ちでいると指摘した。

「(メーガン妃とヘンリー王子は)いささか落ち込み、おそらく裏切られたように感じている。チャールズ皇太子が(自身の公邸)クラレンス・ハウス、引いては皇太子夫妻の新たなコミュニケーション担当責任者として、ある男性を選んだためだ」

「指名されたトービン・アンドリエは、特に10年スパンで、状況をプラスに変える手腕の持ち主らしい。チャールズ皇太子とカミラ夫人のイメージアップを確実にする人物と期待されている」

ショーンによれば、今回の選択は、言わば「タブロイド対策のバトルゲーム」だという。とはいえヘンリー王子夫妻にとって、皇太子夫妻の新たな報道官の大きな問題は、その前職だ。

ショーンいわく、アンドリエはタブロイド業界の「大物」だ。これまで、英紙デイリー・メール、ウェブ版「メール・オンライン」やメール・オン・サンデー、親会社デイリー・メール&ジェネラルトラスト(DMGT)で活躍してきた。いずれも、ヘンリー王子とメーガン妃が法廷で対決したタブロイド紙だ。

ヘンリーたちとは無関係のはずだが

ヘンリー王子は今も、名誉棄損で提訴したデイリー・メール発行元と係争中。メーガン妃は同社に対して起こした訴訟で勝訴している。

ショーンによると、チャールズ皇太子によるアンドリエの起用は、ヘンリー王子夫妻とは無関係の決定と考えられる。それでも、2人は「何でも大事件に仕立てる」カップルだ。

「チャールズ皇太子とカミラ、さらにケンジントン宮殿やクラレンス・ハウスの関係者にしてみれば、英王族の発言を世界各地で正しい目で、さらに重要なことに、正しい人々に受け止めてもらえるよう努めているだけだ。ヘンリーとメーガンにとっても、先日の国連総会でのパフォーマンスから判断する限り、そこから学ぶ必要があるのではないかと思われる」

アンドリエは以前、自身が率いるタブロイド紙について「とても力強く、パワフルな視点を持っている。私にとっては驚きだが、誰もが受け付けるわけではない」とBBCで語ったことがある。

アンドリエの報酬は、チャールズ皇太子の個人所得から支払われるという。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

韓国、南北軍事合意を全面停止へ 汚物風船への対抗措

ビジネス

日銀調査の債券市場の機能度、5月も改善 買い入れ減

ビジネス

インド製造業PMI、5月は熱波で3カ月ぶり低水準 

ビジネス

日銀の国債買い入れ、5月は5兆6662億円 4月を
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
2024年6月 4日号(5/28発売)

強硬派・ライシ大統領の突然の死はイスラム神権政治と中東の戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 2

    キャサリン妃「お気に入りブランド」廃業の衝撃...「肖像画ドレス」で歴史に名を刻んだ、プリンセス御用達

  • 3

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...すごすぎる日焼けあとが「痛そう」「ひどい」と話題に

  • 4

    「自閉症をポジティブに語ろう」の風潮はつらい...母…

  • 5

    1日のうち「立つ」と「座る」どっちが多いと健康的?…

  • 6

    ウクライナ「水上ドローン」が、ロシア黒海艦隊の「…

  • 7

    ヘンリー王子とメーガン妃の「ナイジェリア旅行」...…

  • 8

    「娘を見て!」「ひどい母親」 ケリー・ピケ、自分の…

  • 9

    中国海外留学生「借金踏み倒し=愛国活動」のありえ…

  • 10

    「みっともない!」 中東を訪問したプーチンとドイツ…

  • 1

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 2

    キャサリン妃「お気に入りブランド」廃業の衝撃...「肖像画ドレス」で歴史に名を刻んだ、プリンセス御用達

  • 3

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲームチェンジャーに?

  • 4

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像を…

  • 5

    ハイマースに次ぐウクライナ軍の強い味方、長射程で…

  • 6

    仕事量も給料も減らさない「週4勤務」移行、アメリカ…

  • 7

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 8

    都知事選の候補者は東京の2つの課題から逃げるな

  • 9

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...…

  • 10

    「自閉症をポジティブに語ろう」の風潮はつらい...母…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中