最新記事

事件

米シカゴ郊外で銃撃事件、少なくとも6人死亡 独立記念日のパレードで

2022年7月5日(火)09時48分
星条旗のたなびく交差点

米中西部イリノイ州シカゴ郊外ハイランドパークで4日、独立記念日を祝うパレードのルートで銃撃事件が発生し、地元捜査当局によると、少なくとも6人が死亡し、24人が負傷して病院に搬送された。 (2022年 ロイター/ABC affiliate WLS/ABC7 via REUTERS)

米中西部イリノイ州シカゴ郊外ハイランドパークで4日、独立記念日を祝うパレード中に銃撃事件が発生し、6人が死亡、子どもを含む少なくとも36人が負傷した。

警察は22歳の男性ロバート・E・クリモ容疑者を拘束した。

地元捜査当局によると、容疑者は建物の屋上から高性能ライフルで発砲したもよう。

犯行動機は明らかになっていない。

地元メディアによると、発砲はパレード開始から間もなくして発生。観客やパレード参加者数百人が一斉に現場から避難し、パニック状態に陥った。事件が起きたハイランドパーク市は裕福な住宅街で、国勢調査局によると、3万人の人口の9割近くを白人が占める。

ソーシャルメディアに投稿された動画からは、約30発の銃声が鳴り響いた後にいったん静まり、さらに約30発の銃声が聞かれた。ロイターは、この動画を確認していない。

バイデン大統領は声明で「独立記念日に米社会に再び悲しみをもたらした無分別な銃乱射に衝撃を受けている」とし、被害を被ったコミュニティを全面支援し、容疑者の緊急捜索を後押しすると表明した。

また、最近成立した銃規制強化法に触れ、さらなる取り組みが必要だと強調。「銃暴力のまん延に対する闘いをやめない」と述べた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2022トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日本製鉄副会長が来週訪米、USスチール買収で働きか

ワールド

北朝鮮の金総書記、核戦力増強を指示 戦術誘導弾の実

ビジネス

アングル:中国の住宅買い換えキャンペーン、中古物件

ワールド

アフガン中部で銃撃、外国人ら4人死亡 3人はスペイ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた異常」...「極めて重要な発見」とは?

  • 3

    存在するはずのない系外惑星「ハルラ」をめぐる謎、さらに深まる

  • 4

    「円安を憂う声」は早晩消えていく

  • 5

    中国のホテルで「麻酔」を打たれ、体を「ギプスで固…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    無名コメディアンによる狂気ドラマ『私のトナカイち…

  • 8

    他人から非難された...そんな時「釈迦牟尼の出した答…

  • 9

    チャールズ英国王、自身の「不気味」な肖像画を見た…

  • 10

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 1

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 2

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 5

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 6

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 7

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 8

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 9

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 10

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中