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テロテルアビブで銃撃、少なくとも5人死亡 1週間でアラブ系の襲撃による犠牲は11人に
イスラエルの商都テルアビブ近郊で、アラブ系の男が銃を発砲し、少なくとも5人が死亡した。男は現場で警官に射殺された(2022年 ロイター/Nir Elias)
イスラエルの商都テルアビブ近郊で29日、アラブ系の男が銃を発砲し、少なくとも5人が死亡した。男は現場で警官に射殺された。救急サービスが明らかにした。
同国でアラブ系による襲撃事件が起きるのはここ1週間で3回目で、死者は計11人に達した。
29日の銃撃はユダヤ教超正統派が多く住むブネイブラクで起きた。
イスラエルメディアは治安当局者の情報として、銃撃犯はヨルダン川西岸ジェニン近郊出身のパレスチナ人と伝えた。
警察によると、男は市民4人と、現場に駆け付けた警官1人を殺害した。
イスラエルのベネット首相は事件後「われわれはアラブの残忍なテロに直面している」とツイッターで述べた。
パレスチナ通信によると、パレスチナ自治政府のアッバス議長はイスラエル市民の殺害を非難し、イスラエル人やパレスチナ人の殺害は情勢悪化につながるだけだと強調。また、ユダヤ人入植者などによる報復をけん制した。
イスラエルでは先週、南部ベエルシェバでアラブ系イスラエル人が刃物や車を使って市民を襲撃し、少なくとも4人が死亡。イスラエル当局は、過激派組織「イスラム国(IS)」支持者による犯行としている。
27日には北部ハデラで、武装したアラブ系イスラエル人の男2人が路上で発砲し、警官2人が死亡。ISが犯行声明を出した。
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