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クオモの渋々セクハラ辞任、後継の女性知事キャシー・ホークルは「不快で違法」

2021年8月16日(月)15時30分
アレックス・ルーハンデー
アンドリュー・クオモ

辞任を発表するクオモ(8月10日) OFFICE OF GOVERNOR ANDREW M. CUOMO-HANDOUT-REUTERS

<ニューヨーク州初の女性知事となったキャシー・ホークルは、「誰であれ法を免れることはできない」と述べた>

複数の女性からセクハラを告発されていた米ニューヨーク州のクオモ知事が8月10日、辞任した。州議会下院はクオモの辞任を受けて弾劾調査を中止したが、収集した資料は捜査当局へ送られる。一方、同州共和党委員会は、セクハラ被害者だけでなくクオモの新型コロナウイルス対応で被害を受けた高齢者施設関係者のためにも調査を続行すると発表。クオモの弾劾が成立すれば、再出馬は不可能になり、年間5万ドルとされる年金も失うところだった。

クオモ辞任を受け、キャシー・ホークル副知事が同州初の女性知事として昇格することが決まった。公式声明でホークルは、クオモの行動は「不快で違法」と切り捨て、「誰であれ法を免れることはできない」と発言した。

一方でクオモは、辞任会見で自らの潔白を主張。「司法制度に偏見や公平性の欠如が見られる」ものの、「現在の州政府を正常に機能させるために」辞任すると述べた。

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