最新記事

米朝関係

バイデン政権、北朝鮮と接触試み 現時点で反応得られず

2021年3月15日(月)09時15分

米政府高官はロイターに対し、北朝鮮の核開発問題などを巡りバイデン米政権が2月中旬から北朝鮮と接触を試みていると明らかにした。写真は北朝鮮の金正恩総書記。ハノイで2019年3月代表撮影(2021年 ロイター)

米政府高官は13日、ロイターに対し、北朝鮮の核開発問題などを巡りバイデン米政権が2月中旬から北朝鮮と接触を試みていると明らかにした。ただ、現時点で北朝鮮からの反応は得られていない。

1月のバイデン政権発足後、北朝鮮に対する直接的な働き掛けが明らかになるのは初めて。

ブリンケン国務長官とオースティン国防長官は15日からの週に日本と韓国を訪れるが、北朝鮮の核問題は重要な議題になる見通し。

政府高官は、バイデン政権が具体的にどのような外交的働き掛けを行ったかは明らかにしなかった。ただ、2月中旬から(北朝鮮の国連代表部がある)ニューヨークなど複数のチャンネルを通じて北朝鮮当局と接触を試みていると説明した。その上で「現時点で北朝鮮から何も反応はない」と述べた。

北朝鮮の国連代表部からのコメントは得られていない。

トランプ前大統領は北朝鮮の金正恩総書記と3回にわたって首脳会談を開いたが、非核化に向けた具体的な進展はみられなかった。バイデン政権は、北朝鮮政策の包括的な見直しを進めている。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:中朝の蜜月、「非核化」巡り隙間風 ちらつ

ワールド

焦点:中国、アフリカで経済活動再び活発化 一方的関

ビジネス

バーゼル3、米次第でEUは一部実施遅らせるべき=仏

ビジネス

EU中国関係、欧州経営者の半数以上が悪化予想 デリ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
2024年6月 4日号(5/28発売)

強硬派・ライシ大統領の突然の死はイスラム神権政治と中東の戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲームチェンジャーに?

  • 2

    メキシコに巨大な「緑の渦」が出現、その正体は?

  • 3

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 4

    ハイマースに次ぐウクライナ軍の強い味方、長射程で…

  • 5

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 6

    プーチンの天然ガス戦略が裏目で売り先が枯渇! 欧…

  • 7

    汎用AIが特化型モデルを不要に=サム・アルトマン氏…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃…

  • 10

    「天国に一番近い島」で起きた暴動、フランスがニュ…

  • 1

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発」で吹き飛ばされる...ウクライナが動画を公開

  • 2

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 3

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃がのろけた「結婚の決め手」とは

  • 4

    ウクライナ悲願のF16がロシアの最新鋭機Su57と対決す…

  • 5

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲー…

  • 6

    黒海沿岸、ロシアの大規模製油所から「火柱と黒煙」.…

  • 7

    戦うウクライナという盾がなくなれば第三次大戦は目…

  • 8

    能登群発地震、発生トリガーは大雪? 米MITが解析結…

  • 9

    「天国にいちばん近い島」の暗黒史──なぜニューカレ…

  • 10

    少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 5

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 6

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 7

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中