最新記事

検証

女の嘘はメールでバレる──これを知っていれば 研究結果

2017年10月23日(月)18時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

嘘が含まれたテキストは長くなる傾向が grinvalds-iStock

<意外かもしれないが、男よりも女のほうが嘘がバレやすい。LINEやフェイスブックメッセンジャーなどのテキストメッセージで嘘をついている女性は気をつけたほうがいいかも......>

『あなたの旦那さんが嘘をついたかどうか分かりますか?』──『唇を動かしただけで分かるわ』

こんなジョークがあるほど、男の嘘がバレやすいというのはよく知られている。しかし身体的な動作が抜けたテキストメッセージになると話は一転変わってくるそうだ。米コーネル大学の興味深い研究結果を英タイムズが伝えた。

研究チームは、嘘を含んだテキストメッセージでの会話を分析し、嘘つきが使う単語や法則が見えてくるものだと予測した。

嘘つきが使うのは曖昧な単語

最終的に研究チームが分析した会話のサンプルは1703件。男女共通で言えるのは、嘘が含まれたテキストは嘘が含まれていない正直なものよりも長い傾向にあるということだ。また、正直なメッセージが平均7.4ワード(英単語数)で構成されていたのに対し、嘘をついたメッセージは8.2ワード。メッセージ内容については、嘘をついたメッセージの送り主は自分や周囲の人について話すことに消極的だった。

そんな嘘つきたちが頻繁に使うのが「some」、「sure」、「try」といった曖昧なフレーズや修飾語。嘘つきメッセージには、正直なメッセージの倍近くもこれらの言葉が使用されていた。嘘が含まれた文章が長くなるのは、複数の言語学者も主張している。

男の嘘は「おそらく」で、女の嘘は「私」

会話サンプルを性別で細分化すると、男女の相違点が浮かび上がった。まず男性はテキストメッセージで嘘をつくとき「全体的に簡潔な単語を使用」する。なぜなら「男性は女性ほど嘘をつくための語彙を持っていない」から。そのため嘘かどうか判断するのは難しいが「probably」(おそらく)と「sure」(確かに、きっと)どちらかの言葉が使われていたときには嘘だと強く疑ってもいい。

一方で女性は男性よりも分かりやすい。女性の嘘つきメッセージは平均9.2ワードの長さで、正直メッセージは8ワード。意中の女性から普段よりも長めのメッセージが来たなら、疑いの余地はあるのかもしれない。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ゼレンスキー氏、和平協議「幾分楽観視」 容易な決断

ワールド

プーチン大統領、経済の一部セクター減産に不満 均衡

ワールド

プーチン氏、米特使と和平案巡り会談 欧州に「戦う準

ビジネス

次期FRB議長の人選、来年初めに発表=トランプ氏
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大気質指数200超え!テヘランのスモッグは「殺人レベル」、最悪の環境危機の原因とは?
  • 2
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が猛追
  • 3
    海底ケーブルを守れ──NATOが導入する新型水中ドローン「グレイシャーク」とは
  • 4
    若者から中高年まで ── 韓国を襲う「自殺の連鎖」が止…
  • 5
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯…
  • 6
    もう無茶苦茶...トランプ政権下で行われた「シャーロ…
  • 7
    【香港高層ビル火災】脱出は至難の技、避難経路を階…
  • 8
    22歳女教師、13歳の生徒に「わいせつコンテンツ」送…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中