最新記事

キャリア

ひとり黙々と仕事がしたいあなたへ:チームワークを成功させる方法

2017年5月31日(水)19時37分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

PeopleImages-iStock.

<内向型が外向型の同僚とのチームワークを成功させるにはどうすべきか? 具体策を列挙する>

世の中には、内向型人間(人付き合いが苦手な人)と外向型人間(人と関わるのが好きな人)がいる。内向型はチームワークが苦手と思われがちだが、前回の記事にあるように、決して正しくはない。

では、実際に内向型人間がチームワークを成功させるためには、同僚とどのように仕事をし、コミュニケーションを取ればいいのか。

コミュニケーションコーチのシルビア・レーケンの著書『内向型人間のための人生戦略大全』(岡本朋子訳、CCCメディアハウス)から抜粋し、5回に分けて転載するシリーズ。この第5回では「第5章 職場でのふるまい方」からチームワークに関する項を抜粋する。

※第1回:1人の時間が必要な内向型、人と会って元気になる外向型
※第2回:ネガティブになりがちな内向型人間にも、10の強みがある
※第3回:内向型人間が自覚すべき、ストレスを感じる10のポイント
※第4回:内向型人間がいないと多くのプロジェクトは成立しない

◇ ◇ ◇

「内向型人間」のチームワークを成功させる方法

 では、「内向型人間」は自らの成果を適切に周囲に示すために、どう同僚と仕事をし、コミュニケーションすべきなのでしょうか? 同僚も自分も気持ちよく仕事をするために何ができるのでしょうか?

「内向型人間」はチームワークを成功させたいなら、自分の要求だけでなく同僚の要求も尊重しなくてはなりません(同僚の中でも「内向型」の人の要求は尊重しやすいでしょうが......)。次を読めば、自分と同僚の要求をうまく調和させることができます。

同僚とうまくコミュニケーションする方法

1 あなた自身の要求:ひとり黙々と仕事がしたい。

「外向型人間」の同僚の要求:小刻みに仕事をしたい。同僚に相談したり、成果や今後の予定について定期的に話し合ったりしたい。

対処法:自分と同僚が仕事の仕方を調整できるような話し合いの場を定期的にもつようにしましょう。その際、ひとりで仕事をしたい時間を主張しておけば、集中的に仕事をする時間を確保することができます。

具体策:
・人より早く出社し、遅く退社するようにしましょう。すると「ひとりでいられる時間」が手に入り、その間に集中的に仕事をすることができます。

・ミーティングのあとはすぐに仕事に戻らないで、同僚と個別に仕事の話をするようにしましょう。

・一緒に仕事をする同僚と1日の仕事の流れについて話し合いましょう。そして誰からも邪魔されずに仕事に集中できる時間を確保しましょう。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米巨大テック、AI製品巡りEU当局と連携 データ保

ワールド

中国軍事演習、開戦ではなく威嚇が目的 台湾当局が分

ワールド

ベトナム輸出、5月は前年比15.8%増 電子機器と

ビジネス

午前の日経平均は小幅続落、国内金利の上昇基調を嫌気
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
2024年6月 4日号(5/28発売)

強硬派・ライシ大統領の突然の死はイスラム神権政治と中東の戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲームチェンジャーに?

  • 2

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 3

    メキシコに巨大な「緑の渦」が出現、その正体は?

  • 4

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 5

    汎用AIが特化型モデルを不要に=サム・アルトマン氏…

  • 6

    プーチンの天然ガス戦略が裏目で売り先が枯渇! 欧…

  • 7

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃…

  • 8

    なぜ「クアッド」はグダグダになってしまったのか?

  • 9

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 10

    ハイマースに次ぐウクライナ軍の強い味方、長射程で…

  • 1

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発」で吹き飛ばされる...ウクライナが動画を公開

  • 2

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 3

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃がのろけた「結婚の決め手」とは

  • 4

    ウクライナ悲願のF16がロシアの最新鋭機Su57と対決す…

  • 5

    黒海沿岸、ロシアの大規模製油所から「火柱と黒煙」.…

  • 6

    戦うウクライナという盾がなくなれば第三次大戦は目…

  • 7

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲー…

  • 8

    能登群発地震、発生トリガーは大雪? 米MITが解析結…

  • 9

    「天国にいちばん近い島」の暗黒史──なぜニューカレ…

  • 10

    少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 5

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 6

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 7

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中