最新記事

カメラ

Nikonがアクションカメラに参入!360度カメラを含む3モデルを同時発売

2016年11月2日(水)11時30分
ギアード

KeyMission 360のサイズは約65.7×60.6×61.1mm、約198g

 カメラメーカーの雄 Nikon が初めてのアクションカメラとして、KeyMission シリーズを10月28日に同時発売します。

 ラインナップは、全天球画像の撮影ができる KeyMission 360、画角170度の KeyMission 170、画角80度の KeyMission 80 の3モデル。


 KeyMission 360 は、ボディーの前と後ろに2つの超広角レンズを装備し、カメラを中心に水平、垂直の全方位を撮影。4K対応の360度ムービー、最高30メガピクセル(7744×3872)の静止画を記録できます。360度カメラでは、先行していた RICOH が新型 THETA を発表、CASIO も2つ組み合わせることで360度カメラとしても使える EX-FR200 を9月に発売するなど、選択肢が一気に増えてきました。その中でも4Kの高画質とこれだけ広角のレンズでありながらF2の明るさを確保しているのは、さすが Nikon といったところ。30m防水・耐衝撃・防塵仕様なので、水中での撮影を始め、様々なシーンで臨場感あふれる撮影に使えそうです。

nikon2.jpgKeyMission 170のサイズは、約66.4×46.8×42.7mm、約134.5g。


 KeyMission 170 は、コンパクトサイズの通常型アクションカメラ。超広角170度の4Kムービーを搭載。単体で10m防水・耐衝撃・防塵仕様。サーフィン、スノーボード、MTBなどのアクションスポーツでの撮影に向いています。背面には液晶モニターを備えています。先行する GoPro に性能面では負けていませんが、その牙城を崩すにはもう少し特徴が欲しいところではあります。

nikon3.jpgKeyMission 80のサイズは、約44.8×86.5×15.0mm、約74g。


 KeyMission 80 は、3機種の中で唯一、静止画撮影をメインに想定したモデルで、ウェアラブルな小型・軽量ボディーで片手でも操作可能なカメラ。メインカメラのレンズは35mm判換算25mm相当。ザックのベルトなどにホルダーで固定でき、ホルダーから取り外すと電源がオンになる仕組みになっているので、トレッキングなどでふとした時に手にして撮影するのに向いています。液晶モニターはタッチパネル式。インターバル撮影機能もあります。

 3モデルとも10月28日発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「KeyMission 360」が65,000円前後(税込)、「KeyMission 170」が51,000円前後(税込)、「KeyMission 80」が35,000円前後(税込)となっています。


執筆:Geared(Facebookページ)

○関連記事(ギアード)
ありそうでなかった Bluetooth 対応ヘッドライト PETZL REACTIK+

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

OPEC、世界需要予想据え置き 「OPECプラス産

ワールド

米のロシア産ウラン輸入禁止措置、8月11日から開始

ビジネス

FRB利下げ後ずれ、ECBに影響する可能性=ベルギ

ワールド

ロシア、最小限の兵力損失で勝利達成へ=ベロウソフ次
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少子化の本当の理由【アニメで解説】

  • 2

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダブルの「大合唱」

  • 3

    アメリカからの武器援助を勘定に入れていない?プーチンの危険なハルキウ攻勢

  • 4

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 5

    英供与車両から巨大な黒煙...ロシアのドローンが「貴…

  • 6

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 7

    ユーロビジョン決勝、イスラエル歌手の登場に生中継…

  • 8

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 9

    「ゼレンスキー暗殺計画」はプーチンへの「贈り物」…

  • 10

    ロシア国営企業の「赤字が止まらない」...20%も買い…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋戦争の敗北」を招いた日本社会の大きな弱点とは?

  • 4

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 5

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 6

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 7

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 8

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 9

    日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない

  • 10

    ウクライナ防空の切り札「機関銃ドローン」、米追加…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中