最新記事

タイ

タイのプミポン国王が即位70年、依然体調めぐる懸念も

2016年6月9日(木)18時54分

6月9日、タイのプミポン国王(88)が即位70周年を迎えた。同国では70周年を祝うため、仏教の僧侶770人が参加する儀式などさまざまな記念行事が行われる。写真はバンコクで2012年4月撮影(2016年 ロイター/Sukree Sukplang)

 タイのプミポン国王(88)が9日、即位70周年を迎えた。同国では70周年を祝うため、仏教の僧侶770人が参加する儀式などさまざまな記念行事が行われる。

 プミポン国王は1946年に18歳で王位を継承。それ以降、王室庁や国王府などの支援を受けて公共衛生や農村部開発を推進してきた。国民の父として敬われており、誕生日である12月5日はタイでは父の日とされている。

 一方で、国王の体調はここ数年で悪化しており、過去1年以上にわたり入院している。7日には心臓手術を受けていた。

 国王の息子であるワチラロンコン皇太子(63)が後継者とされているが、国王ほど大きな敬愛をまだ国民から受けてはいない。

 タイ軍事政権の報道官はロイターに対し、「タイ国民と国王の関係は深く、言葉では表現できないほどだ」と述べた。

[バンコク 9日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ロシア艦船、大西洋でミサイル発射訓練 12日にキュ

ビジネス

アップル最高値、AI新機能を好感 時価総額3.15

ビジネス

24年世界成長率2.6%に上方修正、世銀 米が好調

ワールド

OPEC、世界需要予想据え置き 24年第1四半期は
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:姿なき侵略者 中国
特集:姿なき侵略者 中国
2024年6月18日号(6/11発売)

アメリカの「裏庭」カリブ海のリゾート地やニューヨークで影響力工作を拡大する中国の深謀遠慮

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思っていた...」55歳退官で年収750万円が200万円に激減の現実

  • 2

    「クマvsワニ」を川で激撮...衝撃の対決シーンも一瞬で決着 「圧倒的勝者」はどっち?

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が妊娠発表後、初めて公の場へ...義父・国王の「シルバー・ジュビリー」に出席

  • 4

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

  • 5

    たった1日10分の筋トレが人生を変える...大人になっ…

  • 6

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっ…

  • 7

    イスラエルに根付く「被害者意識」は、なぜ国際社会…

  • 8

    カラスは「数を声に出して数えられる」ことが明らか…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 10

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕…

  • 1

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が34歳の誕生日を愛娘と祝う...公式写真が話題に

  • 2

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 3

    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車が、平原進むロシアの装甲車2台を「爆破」する決定的瞬間

  • 4

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

  • 5

    カラスは「数を声に出して数えられる」ことが明らか…

  • 6

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…

  • 7

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっ…

  • 8

    アメリカで話題、意識高い系へのカウンター「贅沢品…

  • 9

    「クマvsワニ」を川で激撮...衝撃の対決シーンも一瞬…

  • 10

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 4

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…

  • 5

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 6

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 10

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中