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【英王室】皇太子妃としての初仕事は、深い絆のウクライナ大統領夫人との面会

2022年09月24日(土)16時11分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
キャサリン妃とオレナ夫人

POOL New-REUTERS

<キャサリン妃の皇太子妃デビューとなる初公務での面会相手は、ツイッターでエールを送り合う仲のウクライナのオレナ・ゼレンスカ大統領夫人。2人は何を話し合ったのか?>

19日にロンドンのウェストミンスター寺院で行われたエリザベス女王の国葬には、世界各国から500人以上のロイヤルファミリー、国家元首や高官が招待され、約2000人が参列した。

その前日18日にバッキンガム宮殿で、キャサリン妃が「プリンセス・オブ・ウェールズ」、つまり皇太子妃として初の単独公務を行った。その面会相手がウクライナのオレナ・ゼレンスカ大統領夫人であった。

2人が面会したのは、今回が初めてではない。実は2020年にウィリアム王子(当時)とキャサリン妃が女王の代理として、ゼレンスキー大統領とオレナ夫人に面会している。

その後、2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻を受けて、その2日後にウィリアム王子とキャサリン妃は、以下のようなツイートをしている。

「2020年10月、私たちはゼレンスキー大統領とファーストレディにお会いし、ウクライナの未来に対する彼らの希望と楽観主義について学ぶ機会を得ました。今日、私たちは未来のために勇敢に戦う大統領とすべてのウクライナ国民を支持します。W&C」


このメッセージにゼレンスキー大統領は次のようなツイートを投稿し、ウィリアム王子とキャサリン妃のサポートに感謝している。「妻のオレナと私はケンブリッジ公爵夫妻 @RoyalFamily に感謝している。ロシアの侵略に対して勇敢に戦っているこの重大な時期に、私たちの国と勇敢な市民を支援してくださっている。善意こそが勝利する」


当時、イギリス王室メンバーがウクライナを支持するという政治的な発言をしたことで一部で論争が起きたが、キャサリン妃が皇太子妃としての初公務にオレナ夫人との面会を選んだことは、支援の気持ちに揺らぎがないことを示すものであろう。

ゼレンスキー大統領も国葬に招待されていたが、厳しい戦況のために辞退し、オレナ夫人が代理として一人で参列するかたちとなった。

今回の国葬への参列とキャサリン皇太子妃との面談に対して、オレナ夫人は「プリンセス・オブ・ウェールズとの温かい面会。イギリスからウクライナに対する妃殿下の前例のない支援に感謝いたします。女王陛下に哀悼の意を表す機会を与えてくださった英王室に感謝いたします」とツイッターを更新している。

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