ベビービョルンのバウンサーは、なぜこんなに人気があるのか?
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1961年にスウェーデンのデザイナー夫婦が、我が子と自分たちのために使いやすい育児用品を開発したのが、ベビービョルンのはじまり。新生児から使いやすい抱っこひも「ベビーキャリア」や、豪快な食べこぼしも受け止めてくれる「スタイ」など、画期的なプロダクトの数々は一貫して「小さな子どもたちをもつ両親の日常を楽にすること」をモットーにつくられてきた。片手で持てるほど軽く、折り畳むとフラットになるバウンサーも世界中で愛用され、とくに日本では、高さのあるベビーラックよりも床の生活に馴染みやすいこと、また、シンプルで場所をとらないデザインが住宅事情に合うなど、絶大な支持を得てロングセラーとなっている。
「北欧らしい引き算のデザインが、日本人にも理解されやすいのでしょう。一番簡単に、感覚的に揺らすにはどうすればいいのかを突き詰めると、余計なものを取り払っていく構造になる。ひとつのゴールに向かって、シンプルな解決策で到達した完成形です」
洗練されたテキスタイルやアクセサリーのセンスも北欧ならでは。簡単に取り外せるシートカバーはおよそ20種類の色柄があり、インテリアやファッションのように選んだり、模様替えする楽しみを掻き立ててくれる。オプションで取り付けられるトーイはポップかつフレンドリーな表情で、きっと赤ちゃんの興味を惹きつけるだろう。
「ベビービョルンの製品を通して、楽しむことを伝えたい」と、深井氏は言う。育児用品は、親子を家の中に閉じ込めるための要素ではなく、小さい子がいてもライフスタイルをあきらめないための味方でありたいと願うからだ。「頻繁に家に人を招いたり、インテリアにこだわったりと、楽しむ場面を増やすことが北欧の子育ての流儀です。育児をしているとしんどい時間は必ず発生するけれども、それを上回る喜びやエンターテインメントがあるから続けていける。色ひとつ、動きひとつにも、親こそが楽しめる製品を提案したいですね」