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ガザで食料尽きる恐れ、ラファ作戦で支援困難に=国連機関幹部
2024年05月17日(金)10時38分
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5月16日、国連人道問題調整室(OCHA)のマーティン・グリフィス室長は、パレスチナ自治区ガザの食料備蓄が底を突きつつあり、飢餓が差し迫ったリスクになっていると警告した。写真は2月、ジュネーブで撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)
Emma Farge
[ジュネーブ 16日 ロイター] - 国連人道問題調整室(OCHA)のマーティン・グリフィス室長は16日、パレスチナ自治区ガザの食料備蓄が底を突きつつあり、飢餓が差し迫ったリスクになっていると警告した。イスラエルによる南部ラファでの作戦開始以来、支援物資の配布がほぼできない状況だという。
ガザ南部に避難していた市民の約半数はイスラエルの作戦開始を受けて他の地域に退避しているが、OCHAとして支援できていないと説明。南部で支援物資の搬入がほぼ停止し、新たな戦闘が支援の配布をさらに難しくしていると、ロイターのインタビューで述べた。
南部に食料は「ほとんど残っていない」とし、「人道支援活動は完全に行き詰まっている。やりたいことができない」と嘆いた。
グリフィス氏は、健康上の理由で来月退任することが決まっている。