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ロシア産肥料を米企業が積極購入、戦費調達に貢献と米メーカー

2024年05月03日(金)12時27分

 ロシアがウクライナ侵攻した2022年以降、米農業企業はロシア産肥料を積極的に輸入している。米肥料大手CFインダストリーズは2日、これが知らず知らずのうちにロシアの戦費調達に貢献しているとの見解を示した。写真はCFインダストリーズの工場。2021年9月撮影(2024年 ロイター/Lee Smith)

Rod Nickel

[2日 ロイター] - ロシアがウクライナ侵攻した2022年以降、米農業企業はロシア産肥料を積極的に輸入している。米肥料大手CFインダストリーズは2日、これが知らず知らずのうちにロシアの戦費調達に貢献しているとの見解を示した。

米国は世界の食料供給や価格に重要な役割を担うロシア産肥料に制裁を科していない。こうした中、米財務省は1日、新たに数百社のロシア企業を制裁対象に加えた。

CFインダストリーズのトニー・ウィル最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会議で「ロシアに兵器調達資金を提供しないこと、ロシア産ガスを購入しないことに全ての焦点が当てられている中で、ある意味衝撃的だ」と強調。「米国はロシア産尿素と尿素硝酸アンモニウム(UAN)を広く輸入している」とし「米国は非難を浴びているロシアに戦費を提供している」と述べた。

米ホワイトハウス報道官はコメント要請に応えていない。

FCインダストリーズ(イリノイ州)は世界最大規模の窒素肥料製造会社で、ロシアからの輸入品と競合している。

ロイター
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