トランプ氏側近らを起訴、アリゾナ州で偽の選挙人 20年大統領選
4月24日、米アリゾナ州の大陪審は2020年大統領選でトランプ大統領(当時、写真)を再選させるため偽の選挙人を組織したとして、18人を起訴した。写真は米ニューヨーク州で23日撮影(2024 ロイター/File Photo)
[24日 ロイター] - 米アリゾナ州の大陪審は2020年大統領選でトランプ大統領(当時)を再選させるため偽の選挙人を組織したとして、18人を起訴した。メイズ州司法長官が24日、明らかにした。
裁判所資料によると、共謀者であるトランプ前大統領は不起訴処分となっている。
20年大統領選ではトランプ氏の主張に基づき複数の州でバイデン氏の勝利を覆す試みが行われた。
起訴された18人のうち7人は名前が非公開となっているが、トランプ前大統領の弁護士を務めたジュリアーニ元ニューヨーク市長が含まれていると、同氏の広報担当者が明らかにした。
また、20年当時の大統領首席補佐官との記載もあり、メドウズ氏を指しているとみられる。
アリゾナ州は11人の選挙人が割り当てられており、起訴状に名前が記載された11人の被告が偽の選挙人に該当する。
トランプ氏の側近らはバイデン氏が制した同州を含む7州で偽の選挙人を据え、各州に割り当てられた票をトランプ氏が獲得できるよう画策した。