カーター元米大統領夫人が認知症発症、家族が公表

５月３０日、カーター元米大統領（写真左）の妻ロザリン氏（同右）が認知症を発症していると、家族が明らかにした。ジョージア州プレインズで２０２１年７月代表撮影（２０２３年　ロイター）

［ワシントン　３０日　ロイター］ - カーター元米大統領（９８）の妻ロザリン氏（９５）が認知症を発症していると、家族が３０日明らかにした。

カーター・センターは声明で「夫人は自宅で夫と幸せな暮らしを続けており、春と愛する人々の訪問を楽しんでいる」と説明した。

家族は、夫人が精神疾患への偏見をなくすために長年取り組んできたとして、診断公表で「全米のキッチンや食卓、診察室で大切な会話が増えるよう願う」とした。

カーター元大統領は１９７７─８１年に在任。センターは２月、自宅で終末医療を受けていると公表した。

夫妻は１９４６年に結婚し、４人の子どもがいる。